オバマ大統領と阿部内閣の外交のカラクリ

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オバマ大統領の1箔２日から1日延期の2箔3日の訪日は、日本政府の要請で
実現したと言われ、この中で、阿部首相の切望は、特に中国に対する尖閣諸島の
安保組み込みを明言してもらうことでした。


しかし、オバマ大統領は、中国を含めた東南アジアの安定を優先しており、共同
声明での発言は、国益を伴わないもので、あえて日本の顔を立てる意味での言及
であり、その見返りは、TPPの合意にあります。


TPP交渉の米国フロマン代表は、日米交渉は合意なしと公言しましたが、結果重視の
オバマ大統領が共同声明でTPPの合意について言及しなかったことは、この尖閣諸島
の安保組み入れ発言で、米国が目指す日本の農業と自動車の市場開放に向けた
TPP交渉の歩み寄り責任と義務が、阿部内閣に今年中の合意が生じたと言えます。


それにしても、オバマ大統領の韓国での慰安婦発言は、阿部内閣の安保発言を
帳消しにしています。


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タグ：尖閣諸島 TPP交渉 安保組み入れ オバマ大統領 日米外交