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人の寿命を決める隠居細胞の若返りが始まった [隠居細胞]

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隠居細胞の近年の研究が、サイエンスZEROで報道されましたが、この細胞が、
長寿と大いに関係があるのです。


隠居細胞とは、その細胞の活動を停止したいわゆる老衰細胞の事ですが、
人の加齢とともに、その割合が増加して、人体の老化現象を作り上げる元となります。


人の細胞には、細胞自滅遺伝子(アポトーシス)と言う時限装置が組み込まれていて、
例えば、細胞分裂で体が作られるわけですが、そのタイムスイッチで、一定の回数で
その成長を停止して、人の体形を作り上げるわけです。


もし、この作用がなければ、細胞はがん細胞となって増殖を繰り返し、身体のエネル
ギーを使い果たすまで、肉体の化け物を製造して行くでしょう。


人の体では、その分裂停止のスイッチの役目をするのが、染色体の「テロメア」で、
細胞分裂回数のカウントダウン分短くなり、遂にゼロとなって、用立たずの老化細胞
となりますが、その増殖分裂回数は50回ほどと言われています。


これらのことから、細胞が健康体の範囲内で、この隠居細胞のカウントダウンを
遅延または停止させれば、生長活動が続くことになり老化もせず、不老長寿に
なる理屈です。


このカウントダウン時限装置を遅延させる細胞が、「長寿遺伝子Sir2」と呼ばれる
遺伝子ですが、通常は眠ったままです。


そこに最近登場したのが「レスベラトロール」です。

レスベラトロールは「長寿遺伝子Sir2」の目覚ましとなり活性化することが分かり、
この作用で、隠居細胞の老廃化を制御します。


更に最近の研究から、「長寿遺伝子Sir2」の活性化は、単に老廃化を抑える
だけでなく、お肌は綺麗になり、メタボを予防し、認知症を防ぐ上、脳卒中や
心筋梗塞、糖尿病の治療効果が分かったのです。


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