名男優 高倉健 83歳で冥界に入る

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高倉健さんの悲報が世界を巡りました。

高倉健さんの人柄は、スクリーンからの寡黙のイメージから映し出される男の匂い苦み､
哀愁、鋭さ､そして武骨なじれったさなどから、観客の心に､その奥を感じさせる演技の
寡黙な姿はカッコよく、人を惹きつけてやまないものでした。

昭和6年､福岡生まれの本名は小田剛一と言い、10日都内病院で、悪性リンパ腫による
83歳のご逝去でした。

昭和56年､家業に別れを告げて上京し東映にスカウトされてから、最初の主演の、
「電光空手打ち」「流星空手打ち」から、悪役チンピラのアウトロー役の熱血漢を演じ、
任侠路線「日本任侠伝」や「昭和残侠伝」､米国の「ザ・ヤクザ」で人気を博し、暫く
主演が無く76年に東映を離れ、独立します。

独立後は、アウトローから離れ、次第と大作に挑み「幸福の黄色いハンカチ」「八甲田」
「動乱」「野性の証明」「南極物語」「駅」「鉄道員」「七人の刺客」「大石内蔵助」外国映画
では「燃える戦場」「ブラックレイン」「ミスターベースボール」などなど､生涯205本の映画
に出演し､その間、アカデミー賞主演男優賞、その他の数々の主演男優賞、文化勲章､
日本文言対象エッセイ賞を受賞しました。

この様な､独自の寡黙男優スクリーンイメージを残した、高倉健さんは、撮影現場では、
話を好み人を笑わせ、他を盛り上げる優しい男性の小田剛一さんでした。

慎んで、小田剛一さんに､謹んでお悔やみを申し上げます。


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タグ：高倉健 映画俳優 逝去 昭和の名男優