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世界最貧の大統領 ホセ・ムヒカ氏の生き方 [幸せ]

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ウルグアイ東方共和国は、南米の北東にブラジルと西はアルゼンチンに接する大西洋に面した
南東部にある小国の共和制国家で、この国の大統領ホセ・ムヒカ氏は、世界一貧しい大統領と
言われていいます。

ホセ・ムヒカ大統領は、1935年に首都モンテビデオの貧困家庭に生まれ、1960年代に極左翼の
都市ゲリラ組織ツバマロスに加入し、軍事政権の治安組織と抗争ゲリラ活動を続け、銃弾による
受傷などで4回の逮捕投獄の経験を持ち、最終は1995年の投獄で、ウルグアイの軍事政権が
終了の13年間収監されていました。

出所後にゲリラ仲間と左翼政治団体を結成して、1995年に下院議員に初当選し、2005年に農牧
水産相で入閣、2009年の大統領選の決選投票で勝利して、2010年3月に、ウルグアイ第40代
大統領に就任します。

政策は、中道左派路線です。

さて、ホセ・ムヒカ大統領の生活ぶりは、日本でも「世界で一番貧乏な大統領」の絵本が出版され
ていますが、大統領就任以来、大統領邸には住まず郊外の農場で生活し、月1000ドル強の生活
を続けて、大統領報酬月25万ペソ(約115万円)の90%を社会福祉基金に寄付をしていると言います。

氏の貧乏人の定義は、「貧乏な人とは、少ししか持っていない人ではなく、無限の欲で、お金が
いくらあっても満足しない人」と言います。

また経済発展についても、「発展は幸福を阻害するものであってはならず、人類の幸福を齎すもの
でなくてはなりません」そして、「私たちは発展するために産まれてきたのではなく、幸せのために
産まれてきたのであり、命より高価なものはありません」また「人間はもっとよい暮らしを持つため
にものは必要ですが、そのため達成のために消費と仕事を増やし続ける計画的陳腐化や底のない
消費社会を受け入れるべきではない」「お金の大好きな人たちは政治の世界から出て行ってもらう
必要がある」とし「政治は人の幸福を求める戦いである」と〆ています。

ホセ・ムヒカ大統領の個人資産は、友人から寄贈された、18万円の1987年型のフォルクスワーゲン・
ビートのみです。

人間の生き方で考えさせられる理念の政治家です。


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