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七夕「たなばた」「しちせき」とお星様 [七夕]

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今回、八十路を過ぎての初めて七夕飾りに参加し、幼いころを思い出しました。

七夕は、本来は日本をはじめアジアに伝わる伝統のお祭り(みそぎ=心身を洗い清める)の
五大宮中行事の一つですが、民話では、待ちに待った年にただ1度のこの日に、おり姫星
(着物を織る裁縫)と、ひこ星(畑仕事をする農業)が、天の川で出あうことが許されると言う
ロマンあふれる日に、人々はその願い事を、その該当する、短冊(一般の縁結びなどの願い
と上手な字)、吹き流し(織物)、紙衣(裁縫)、巾着(お金)、投げ網(豊魚)、屑かご(整頓)、
千羽鶴(長生き)、に書いて、笹の葉などに飾り付けて、お星様にお祈りをする日です。

日本の三大七夕祭りは、宮城の仙台市(1928年)、神奈川の平塚市(1951年)、愛知県の
安城市(1978年)から、盛大に開催されています。

五大宮中行事とは、お正月の七草、三月の桃の節句、五月の端午の節句、七月の七夕、
そして、九月の菊の節句です。

七夕は、日本の歴史書、古事記で「多那婆多」の文字がつかわれ、その意味は、着物を
織る女性「織女」があり、またその織り機は、「棚機」(たなばたと呼ばれていました)

民話は、織物を上手に織る女性=美女と、田畑を耕し作物を収穫する農業の男性=美男が
いて、「天の大神」のその大切な1人娘の「織姫」を、立派な男性に嫁がせたいと考え、
天の川岸で牛を飼い、人一倍畑仕事に懸命に働く真面目な男の「彦星」を探し当てて、
天の川で見合いをさせたのですが、共に一目惚れをし結婚しました。

結婚した二人は、ひと時も離れられず一緒で、二人とも仕事をしなくなります。
神様たちは、着るものも、食べるものもなくなり、困りました。

遂に怒った天の大神は、天の川の東西遠くに二人を別居させ、夫々一人で暮すよう
命令を出したのです。

今度は二人とも悲しみのあまり、仕事をしなくなってしまいました。
それを見かねた「天の大神」は、仕事をしたら一年に七月七日だけは合せると約束した
のです。

二人は、この日の来ることを待ちながら、従来のように懸命に働くようになりました。
めでたし、めでたし。
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