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「あかつき」惑星探査衛星が軌道修正に奇跡の成功 [宇宙探査機]

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惑星金星の探査機「あかつき」を管理する宇宙航空開発機構(JAXA)は9日、5年振りの
地球接近に、地球の引力を使い、金星への軌道修正に成功したと発表しました。

これは、去る2010年5月21日午前6時58分に、鹿児島県の種子島宇宙センターから国産
大型ロケットH2A17号で、日本初の金星探査機「あかつき」が打ち上げられましたが、7日
金星に接近しましたが、その周回軌道に乗せる事に失敗し素通りしていたもので、今回
8月7日に、姿勢制御エンジンを噴射して、金星周回軌道への再投入修正に、奇跡の成功
をしたものです。

この成功で、「あかつき」の中村正人教授プロダクトマネージャーは、大変時間は掛かり
ましたが、遂に「あかつきは金星の衛星となりました」とその喜びをかみしめていました。

又、探査機の軌道計算を担当した広瀬史子主任研究員は、この間のデータの収集を続け
「自分の計算が間違っていなかった」と、その重責を果たせた事に胸を撫でおろしていました。

日本初の金星探査衛星は、世界で初めて金星のデータを日本が世界に供給出来るもの
で、詳細な画像や従来の色々推論を実証できる事にもなり、その意義は非常に大きい
ものとなります。

科学責任者の今村剛准教授は、今回得られた金星の温度変化によると見られる雲の
弓型模様の画像など、「間違いなく世界トップレベルのデータ」と評価し、今後の観測で
十分な成果が見込めるとしています。

「あかつき」は、来年3月まで探査機を再確認をし、4月から2年間の本格観測に入ります。

尚、この陰には、小惑星探査機の「はやぶさ」と同様、「あかつき」のスタッフの一同の、
汗と涙による不退転の日々の努力が光っています。


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