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現代は「老後破産」という名の社会津波 [少子高齢化社会]

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戦後の少子高齢化で人口構成の老齢化が進む日本は、益々その貧困度を拡大しています。

戦後の高成長時代を支えた人生に、せっせと年金の積立を払い続けても、生活保護の水準
以下の年金しか受け取れない「下流老人」と呼ばれる貧困層が激増している日本は、何の
ために黙々と働いてきたのでしょうか。

2015年6月、東海道新幹線の車内でガソリンをかぶって焼身自殺を遂げた一人の老人は、
正に「老後に資産を持たない人」の末路の選択であり、私たちに老人に強烈なインパクトを
与えました。

現役時代の収入が少なく、貯蓄も小額で底をつき、働くこともならず、核家族で助けを求める
ことのできない独居老人の行き場は、明るいものではありません。

現代は、若者までが似た状態にあり、いざ年金生活の年齢になると、突然貧困層に落ちる
事が懸念され、将来、高齢者の9割が「貧困」と「社会的孤立」に苦しむ下流老人になるとも
言われています。

心無いものが軽々に、「『生活保護』があるじゃないか」と思われたかもしれませんが、厳しい
現実から、それらの支援を受ける物は僅かしかいません。

更には、相談窓口である福祉事務員が十分な知識がないためその支援ができなかったり、
家のローンが残っていたりして、様々な不運で、生活保護が受けられない層がかなりの
割合で存在しているのです。

現在ですらそうなのに、更に少子化が進み、年金が破たんすると言われる将来に、老後の
幸せは遠のき、活気のない経済のみならず、心の世界でも「老後破産」の社会が見えてきます。

日本の戦後60年の世界から称賛された叡智は、現在の「老後破産」社会で証明された
「愚かな知恵と疲労」で、日本文化の良さをことごとく壊したこの形の高度経済成長は、
これからの日本に不必要であり、人の「幸せと感謝」を目指した政治でなくてはなりません。


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