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澤穂希INAC神戸が皇后杯準決勝に勝利決勝へ [皇后杯]

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23日、現役を引退するMF澤穂希(37)の最後の試合となる、サッカーの皇后杯全日本女
子選手権準決勝が、川崎市の等々力陸上競技場で行われて、MF澤穂希(37)が所属する
INAC神戸はベガルタ仙台と対戦して、ベガルタ仙台を2―0で下し、2年ぶりの決勝進出を
決めました。

対戦の仙台は、8月に結婚した夫・辻上裕章氏(39)が運営するチームで、夫婦対決ダービー
となりましたが、澤は前日にその意気込みを、「夫婦ダービーだから他は譲っても、これだけは
譲れない」と話していました。

澤はボランチで先発フル出場し、ベガルタ仙台のカウンターの芽を摘むなど主に守備で貢献。
“有終V”へ王手を懸けた。

INAC神戸は、試合開始の前半39分に、川澄の右CKを高瀬がヘッドで流し、大野が頭で
決めて見事な先制点を取りますが、その攻めに、澤はゴールニアサイドで相手のマークを
引き付け、この先制弾を“演出”しました。

後半16分には、川澄のパスを受けた近賀がグラウンダーのボールを送ると、ゴール前の中島
が右足で流し込んで2点目を追加し、ベガルタ仙台の攻撃を凌いで本大会4試合連続完封勝
利を飾り、優勝へ駒を進めました。

澤は主将として、2011年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会でなでしこジャパンを初優勝
に導記最優秀選手賞を受けるなど、20年以上も第一線で活躍し、今月17日に行われた会見で
「心と体が一致してトップレベルで戦うことが難しくなった」と今季限りでの現役引退を表明しま
したが、今季無冠のINAC神戸での最後のプレーに、「皇后杯は最大で3試合残っているので、
応援して頂いた皆さんに感謝の気持ちを込めてプレーして、サッカー選手、澤穂希として、最後
に生きざまを見せたい」と現役のラストをタイトル獲得して有終の美を飾りたいと、その意気込み
を語っています。

優勝戦は同じく等々力陸上競技場で27日14時から、PK戦を3-2で制した、新潟 対 INAC
神戸 となりました。


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