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大気汚染最大国はどこか!! [大気汚染]

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地球環境市民会議(CASA)が11 月 30 日からパリで開催され、パリ時間 12 月 12 日に、
気候変動枠組条約第 21 回締約国会議(COP21)と京都議 定書第 11 回締約国会合
(CMP11)についての、パリ協定(Paris Agreement)と COP 決定を採択して終了しました。

この採決は、先進国途上国夫々の思惑が異なり、今回も合意が懸念されていましたが、
全ての参加国の削減目標の合意が整い、歴史的成功を収めました。

さて現在の大気汚染が「世界最悪」の都市はと問われましたら、何処の国だと思いますか。

殆どの人の答えは北京と言うのではと思います。

世界保健機関(WHO)によりますと、その答えは、北京ではなくインドの首都ニューデリー
だそうです。

インド政府当局や裁判所は、今月、マイカーの通行規制などを相次いで打ち出し、この改善
に取り組み始めました。

この汚染の主な原因は、気温の下がる11~2月の間に、周辺の農村部で広範囲に行われ
る野焼きの煙や、年々増える自動車の排ガスで、この時期には、調理や暖房などで木材や
固形燃料の消費も増え、風が弱まり、空気が滞留することが要因とみられています。

旅行会社に勤めるラムニワス・シャルマさん(28)は西部ラジャスタン州出身で、3年前から
ニューデリーで暮らしていますが、昨年からせきが止まらなくなり、呼吸器科クリニックに通う
ようになり、 「故郷の村に住んでいた頃は、何ともなかった。ここは空気が悪すぎる」と言い
ます。

クリニックのアミターブ・セングプタ医師(59)は、患者の数は5年で約3倍となり、多くは喘息
と慢性閉塞(へいそく)肺疾患で、「その原因は、大気汚染」と言います。

その処方箋(せん)には「できればニューデリーから引っ越すこと」と書き添えているとその
悪環境を訴えています。

WHOの昨年の世界約1600都市の調査では、大気汚染と健康被害の原因となる微小粒子
状物質(PM2・5)のニューデリーの年間平均値は、日本の基準の10倍を超える1立方m
あたり153マイクログラムで、世界最悪であると発表しています。


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