SSブログ

大神島(宮古島)女性住民の祖神祭(ウヤガン) [文化・芸術]

スポンサーリンク




大神島は、沖縄県宮古島市に属し、北北東約4kmの沖にある、その面積は0.24k㎡の
小さな島ですが、サンゴ礁に囲まれた美しい島で、現在集落の島民は港がある南側に
30人程度が住み半農半漁の生活をしています。

今この大神島は、沖縄でも有数のパワースポットで、古来よりこの島は、「祈りの島」と
して、外からの研究者の調査を拒んできた経緯があり、又、その固有の歴史は、「おばあ」
の口承で伝えられてきており、昨今の人口の流出や高齢化から、この島の口承も途絶え
て島の歴史が消滅する危険性が高まったとして、島の歴史を保存する取組が始められた
と言います。

この為、大神自治会の久貝愛子会長は今が、「高齢者から話を聞き取り、まとめられる
最後のタイミングで島の歴史を記録し、今後大神島に関心を持った人に伝えられるよう
にしたい」と語り、民族史の貴重な記録の保存の意義を語っています。

この島の祖神祭(ウヤガン)は、宮古島諸島全体を守護する神の島の、神秘的な祭祀
行事で、宮古島の狩俣・島尻・大神島地域での、女性に神様が憑依(ひょうい=乗り移る)
されると言われており、各地域の女性達のみで行われる村落祭祀で、島の「遠見台」で
行われる祭祀は「神の歌」が口承され、地元の男性も足を踏み入れる事はできません。

尚、「ウヤガン」とは、神の祖の意味で、「祖霊」と言われ、女性の「祖神」を意味すると
言われます。


スポンサーリンク





nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました