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「遠隔医療」2 都市部もテレビ電話での診察が解禁に [家庭の医学]

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この医療環境の中で働き盛りの人たちが、仕事と生活習慣病の予防と治療を両立するための一つ解決方法として注目されるのが、テレビ電話による「遠隔診療システム」の利用です。

これは、離れた場所にいる患者と医師をテレビ電話などの情報通信機器でつないで行う診療スタイルで、これは厚生労働省が、1997年から離島やへき地の患者などを対象に、医師が受診者に遠隔診療を行うことを目的に行われたものですが、2015年8月にそのルールが改定されて、診療対象者や内容が拡大され、この「遠隔診療システム」の利用が、全国どこでも行えるようになったのです。

そのため、東京をはじめとする都市部においても遠隔診療に乗り出す診療所やクリニックが登場しています。

ただし、初診についてはその診療の精度を高めるために、従来どおり対面で行う原則が定められましたので、遠隔診療は「再診患者」が対象となります。

この「遠隔診療システム」は、診療所やクリニックによって多少の異なりはありますが、患者が予約した時間に、電話もしくはテレビ電話を使って、患者から事前にメールで送られた現況に沿って問診と診察が行われ、必要な薬が処方されるスタイルです。

実際の診察にかかる時間は数分程度で、その問診が10分以上かかる場合は、何らかの検査を必要とする状態なので、遠隔診療の対象にはならないそうです。

これらから、遠隔診療の再診患者は、数年にわたって検査値などが変わらず症状が安定している人が利用するのが望ましいと言うことです。

遠隔診療による処方薬や処方箋の受け取りは、その診察をした診療所やクリニックから患者の自宅にそれらを送付するシステムとなっています。

処方せんが発行は、2016年4月から電子処方せんの作成・交付・保存が認められるようになりましたので、処方箋が発行された場合は、一般診療と同様に、送られてきた処方せんを近くの保険薬局に持って行き、処方薬を調剤してもらいます。

この様に現場では、医師と患者の双方が遠隔診療医療に取り組みやすい環境が整備され始めています。

つづく「遠隔医療」3

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