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福井の名門化学薬品商社「江守グループホールディングス」民事再生法適用の申請か。 [ニュース]

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東証1部上場の「江守グループホールディングス」福井市が、今4月末、234億円の債務超過で、民事再生法適用の申請し破綻(倒産)しました。

江守GHD「江守グループホールディングス」は、中国進出後業績を急増しており、2011年3月期決算は、江守GHD全売り上げの約4割でしたが、14年には其の7割に達していました。

江守GHDの連結中国売上推移は、2010年の約400億から、13年には1433億に急増しています。

この好調が反転して、今回の破綻となった原因は、同社中国子会社の現地企業で仕入れた商品を、同企業が買い戻す取引先企業2社の不正処理があり、更に、それらの代金回収が出来ずに、その総額は80億円に上っています。

その他にも、中国子会社の総経理が、本社承認を得ずに、親族の出資や、同子会社との取引が行われていたと言います。

これらは、中国子会社が同社の業績基盤となっていたが、中国子会社に対する管理の甘さが命取りになったものです。

江守GHDの江守江守清隆社長は、民事再生などの法的整理は「現在考えてない」と語り、危機的な財務基盤を強化にスポンサーを探していると言いますが、5月29日、江守グループホールディングスは、中核企業の江守商事を含む主要8社の全株式をスポンサー企業などが出資する特定目的会社に譲渡し、創業家の江守氏は江守商事の社長を退任し、破綻しました。

現江守GHDは、明治39年に江守薬店として創業を開始し、昭和33年に江守商店とし、45年に江守商事に改称士発展を続け、その事業内容を、染料、工業薬品、化学薬品などで業容を拡大して、平成18年に東証1部に上場。26年4月に持ち株会社江守GHDに移行した福井の名門ですが、この経営再建は極めて困難と予測されます。


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