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レアアースの世界的高騰 [ニュース]

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希土類レアアースの世界市場の8割超を産出する中国で、増大していた違法採掘業者が採掘する採掘鉱山の閉鎖など、その取り締まりが進む中で、世界的EV電気自動車や再生可能エネルギーの発達で、クリーンエネルギー市場が拡大していることで、その総体的供給が縮小したため、軽希土類の原料であるプラセオジムネオジム酸化物やネオジムは、今年に入ってからプラセオジムネオジムが2倍近くに上昇し、ネオジムは8月だけで3割近く上昇し、年初来でみれば81%に上昇していると言われます。

レアアース(希土類)と呼ばれる金属元素は、鉱種レアメタルの中の1鉱種で、今から約200年程前のスウェーデンで採取された鉱物の中からイットリア(Y2O3)を発見し、その希少性から希(まれ)な土類と分類され、それら計17元素の総称がレアアースです。




中国では、この希土類の政府在庫量の備蓄購入が進める中で、空気汚染などの公害対策に、EV電気自動車の販売が拡大し、前年比で55%の伸び、69万5000台に達しており、更にこの台数を拡大するとし、BNEF(ブルームバーグ新エネルギー・ファイナンス)は、2040年には新車販売の半数以上がEVになると予想していいて、希土類市場は、今後、レアアースが不足する可能性を報じています。

尚、レアアースの生産国は、米国が第1位で、中国が2位、日本は3位にありますが、日本は金額ベースで、米国の45%、中国の30%程度です。 スポンサーリンク





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