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今日は冒険家フェラリンの日 [記念日]

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今日の日は、冒険家パイロットのアルトゥーロ・フェラリンが、イタリア空軍の退役後の、1920年2月14日から5月31日にかけて、グイド・マジェッロ中尉(Guido Masiero)とともにアンサルドS.V.A.9機で、ローマ・東京間18,000kmを飛行して(飛行時間109時間)、東京代々木に着陸し、世界の名声を得た日です。

彼は略100年前の当時に、日本とイタリアとを繋ぐ初めての飛行機による壮大な冒険を成し遂げた人で、当地代々木では大歓迎となり、そのニュースとは、日本人を熱狂させたのです。

この1920年のヨーロッパから日本への飛行機での遠征は、彼と他の10機とともに2月14日にローマを出発し、途中で多くの脱落者を出した最後の一機で、同僚のマジェッロが操縦する飛行機で、5月31日見事に東京代々木に到着したのです。

その総飛行距離は18,000kmに及び、3ヶ月半をかけた苦難の旅でした。

日本では、フェラリンとマジェッロは原敬首相から勲章を授与され、貞明皇后にも謁見する栄誉となりました。

彼らはその後40日間日本各地を訪問し大歓迎を受けた後、イタリアに船で帰国しました。

帰国後フェラリンは、日本への飛行の記録を出版して、一部のイタリア人からは大きな評価を受けて、その後イタリアの航空会社の技術顧問となりましたが、1941年7月18日、ローマ郊外のグイドーニアの飛行場のテスト飛行中に、飛行機事故で亡くなりました。不思議にも、同乗した同僚のマジェッロも同じように飛行機事故で亡くなっています。

現在フランスでは、この偉業の大冒険から100年を迎えるのを記念して、2020年に、当時の飛行機を復活させて東京からローマへの帰還飛行を成功させようというプロジェクトが立ち上がっていて、来年の初めには、その実際のテスト飛行が行われる予定ということです。

2020年に、当時の再現を見ることができるかもしれません。


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