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錦織圭ウインブルゾン2018魔の4回戦突破の偉業 [ウインブルドン]

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錦織圭のウインブルゾン4回戦の勝利は、今まで2回挑戦し唯一つ敗れぬベスト8の壁です。

錦織4回戦の相手は、元世界ランク10位のエルネスツ・グルビス29才(138位)ラトビアです。

錦織対戦のグルビスは、昨年は、ひざの持病で下部大会を戦っていましたが、今年は、全仏で2回戦に、そしてウインブルゾンで、予選から本戦の3回戦まで勝ち進み、3回戦では第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を破ってきた、実力とビックサーブの持ち主です。
錦織はグルビスのビックサーブ対策に、右肘から上腕にかけてテーピングを施して臨みます。

第1セットは錦織のサービスで開始され、互いにサービスGをキープし、進展しましたが、第5Gをグルビスにブレークされます。錦織はグルビスの速く強いサーブから2ポイントしか奪えず先取されます。

錦織は第2セットを、その開始前にメディカルタイムアウトをとり、右肘内側のマッサージをし、テーピングを外して臨みます。

第2Sでの錦織は、グルビスのサーブ対策に、深い構えを取るなど工夫をしながら、リターン攻撃を仕掛けますが、ブレイクチャンスを作るまでには至りません。

第2Sはともに譲らずにタイブレークに突入します。
タイブレークは、錦織が7-5で制し、このSを7-6で取り並びます。
このタイブレークで、グルビスは、ラリーショットを逆(右)に打たれて転倒し、左ひざを痛めたようでテーピングをし続行しました。

第3Sに入りましたが、このSも互いに譲らずにタイブレークとなります。
このタイブレークも長丁場でしたが、錦織が12-10で制し、このSを7-6で勝利します。

第4Sに入り、グルビスの動きが止まり、錦織の主導権が生き、第2第4Gをブレークして、このSを6-1で勝ち、念願のベスト8入りを果たしました。

テニス ウィンブルドン選手権第7日 ▽男子シングルス4回戦 
錦織圭3(4―6、7―6、7―6、6―1)エルネスツ・ガルビス(9日、英ロンドン)

錦織の勝因は、第3回戦で対峙したピッサーバーのキリオスを破ったこと、そして、この試合の第2Sのタイブレークでの2ndサーブのリターンを、内に踏み込み、跳びはねながらバックハンドのストレートをたたき込み、ガルビスは体勢を崩し、甘くなった返球をフォアで強打、返ってきたロブをフォアで沈めた、この最初のリターンの1本が突破口となってタイブレークを仕留めたことが、その後のゲームの流れを変えたことです。

錦織は、「守っていてもリターンで苦労していたので、タイブレイクから前に入って打ってみたり、ちょっと攻めようと思った。あのリターンのお陰で攻める自信がついて、自分のしたいテニスを取り戻せたと思う」と語っています。

なお錦織は、クセルビスのサーブ最速は211キロで、3回戦で対戦したキリオス(オーストラリア)の最速は216キロと大差はないが、キリオスよりも速く感じた。特有の打ち方で、ジュースサイドであれだけワイドにフラットで打ってくる選手は少ないし、反対(アドバンテージサイド)のワイドも、シュート回転みたいな違った打ち方だった。むちゃくちゃ苦労した。第2Sまで全く読めなかった」受ける感覚はまるで違った。と感想です。

10度目の出場で、3度目の4回戦で初めての準々決勝に進み、この8強の壁の先には、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)という「大きい壁」が待っています。

4大大会全てでの8強入りは、日本男子では1995年の松岡修造と、伊達公子以来の偉業です。


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