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米アップル社は、英アーム社と組みCPUの自社開発を発表 [科学技術]

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米アップルは22日、パソコン「Mac」に、2006年以来採用の米インテル製CPUを、
約15年ぶりに切替え、自社開発のCPU(中央演算処理装置)を、20年末までに
発売するMacの新製品の一部に搭載すると発表し、その後、約2年かけて全機種の
CPUを自社製に切り替えるとしています。

自社開発のCPUは、電力消費が少なく処理性能の高いパソコンを作り易いので、
「Macを次のレベルに引き上げられる」とし、なお、自社開発の半導体を既に
搭載するスマートフォン「iPhone」と連携が容易になるほか、人工知能(AI)
やセキュリティーの機能も加えやすくなるとしています。

iPhoneやiPadや、腕時計型端末「AppleWatch(アップルウオッチ)」などには、
既に、アームと自社開発の半導体が実装されています。

米アップルは、半導体設計を英アーム・ホールディングスと組み、生産は、台湾
積体電路製造(TSMC)に委託する計画です。

このCPUの切替は、インテルの製品開発や供給計画が、半導体の処理性能を左右する
「微細化」競争で、TSMCや韓国サムスン電子に遅れてきていて、アップルの期待に
沿わなくなってきたためで、米メディアによれば、アップルは内製する半導体を、
台湾TSMCが持つ回路線幅5ナノ(ナノは10億分の1)メートルのプロセスを利用して
生産するとしています。

2019年のアップルのパソコン出荷台数は、約2億7600万台で、全パソコン出荷台数の
6.6%を占めています。

インテルにとってこのアップルの動きは逆風ですが、米調査会社のIDCによれば、
19年の世界パソコン市場の出荷台数が、約2億6700万台ですので、アップルのシェアは
7%弱であり、その影響は小さいと言われます。



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