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世界最後のフロンティアとCFA(セーファー)フラン [格差社会]

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世界の最後のフロンティアに、アフリカがあります。

世界のグローバル化で発展途上国が多い中で、アフリカは未だ極端に貧しい国が
多数存在し、激しい貧富の差の存在がありますが、その理由は、一昔前の植民地
政策によるもので、大国の弱者に対する搾取が行われているためです。

アフリカは、過ってフランスの植民地でありましたが、独立後の現在も50兆とも
言われる上納金をフランスに支払い続けていて、フランス国民は、さほどに働か
なくても豊かさを保っているのです。

フランス政府発行の通貨に、CFA(セーファー)フランがありますが、これには、
西アフリカ中央銀行発行の「XOF」、中部アフリカ諸国中央銀行発行の「XAF」の
2種がありますが、この通貨には政治的分断政策から相互の互換性はなく、ユーロ
ドルとの固定相場制を取っています。そして、その固定尊場価格はフランス政府
が決定しています。

フランス政府は、西アフリカと中央アフリカの国が生産した稼ぎ高、外貨預金
準備高の50%を毎年上納する仕組みを取っています。

但し、フランス政府とアフリカの取決めで、もし外貨預金重備金の不足の場合には
、フランス政府は、その補填分を貸出する取決めとなっています。

即ちこれは、従来の植民地政策を今も利権としての、フランス金融支配を踏襲し
て、フランが潤い続け、アフリカは、搾取され続ける構造が、未だにアフリカ
発展の大きな阻害要因となっているのです。

世界を俯瞰してみる時、日本はアジア戦争でアジアの植民地の解放を支援し、多数
の独立国が誕生しましたが、戦前の大国覇権による植民地搾取は、独立後も依然と
して継続し、従来の覇権諸大国を支えています。

日本も現在、米国の従属国として、上納は続き、三流国への歩みを加速しています。


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