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中国共産党軍61716部隊のCognitive Operation超限戦 [中国]

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中国福建省の福州という場所に、中国共産党軍の61716部隊というの部隊があります。

この部隊の任務は、Cognitive Operation と言うことです。
Cognitive Operation は、「認知作戦」という意味になります。

この作戦自体はそれほど新しいことではありませんが、プロパガンダやネット、人的浸透などの広報活動で外国の世論を変えていく、即ち、敵国の民間人のマインドコントロールをするということです。

昨今は、台湾や日本が非常に大きなターゲットになっています。
彼らが活躍する主な場所は、SNSであるということなのです。

従来は、日本の大新聞や地上波のテレビなどを中国共産党の影響下に置くことで、日本の世論のコントロールができていましたが、国民が賢くなり、地上波のテレビなどを見ていても本当のことが分からないため、インターネットで情報を得る時代になってきています。

この背景から、今度はインターネットで、特にその中でもSNSを使って大衆のマインドコントロールをしようということです。

そういった作戦の中心が、この61716部隊という組織です。

台湾は、この存在に一番早く気がついたと言われ、台湾の人たちは、国土の中国併合の警戒から、台湾の大衆に対する世論操作、つまり Cognitive Operation による攻撃を受けているのではないか、その発信源を探っていったところ、この61716部隊に突き当たったと言われます。


中国共産党は、昨今の超限戦の一つとして、様々な国にCognitive Operation 「認知作戦」対外戦争を仕掛けていますが、これに「3戦」、「武力を使う以外に戦争の方法は3つある」、それは、世論戦(輿論戦)心理戦・法律戦の3つです。

世論戦と心理戦は、一般の大衆の心理を操り世論全体を操っていくこと、そして法律戦というのは、屁理屈を駆使し、彼らにとって都合のいい法律を通してしまおうというものです。

この3つを一体として実行することで、対外戦争に勝利しようということなのですが、これが非常に功を奏した
例は、2018年台湾で統一地方選挙があった際に、五大市長選挙という大きな選挙もあり、そこで大変な番狂わせが起きてしまったことです。

これは、台湾の南部に、「高雄」という大きな街があり、蔡英文さんがトップを務める民進党が一番強いと言われていた場所ですが、その市長に親中派の国民党の韓国瑜という候補が当選したのです。

蔡英文政権が2016年にスタートしていますから、この2018年の選挙は、2020年の総統選挙の試金石になる選挙と言われていたのです。

それが、この大事な選挙で、台湾独立を目指す本来民進党が強い人が多い場所で、国民党が勝ってしまったということです。

この時活躍したのがこの61716部隊で、台湾の有権者はSNSを中心に大変な情報攪乱を受けていて、蔡英文さんに関して、不利になるような嘘の情報がどんどん流され、それに対する国民党の、韓国瑜が有利になる嘘の情報が流され、番狂わせとなったのです。

米国大統領選挙の、共和党トランプと民主党バイデンと同じパターンです。

この様に、中国共産党61716部隊は大使館を舞台に、様々な秘密作戦や工作活動とも連動して活動しているわけです。

最近日本でも、「台湾の蔡英文政権=中国共産党の支持を得ている政権=反日的な政権である」と、全く事実無根な情報を見かけることがあります。

こんな情報は、台湾のリアリティーを知っている人なら、明らかに嘘と分かるものですが、大衆の情報攪乱のために流している人達がいるということです。

彼らは、日本と台湾の強く結ばれた絆を破壊したいと思っているのです。

どうか皆さんも、親中政権となった今、無防備日本に盛んに仕掛けられる中国の超限戦戦略Cognitive Operationを知り、日常十分に洗脳されないよう気をつけて頂きたいと願うものです。


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