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中国の台湾・尖閣侵略の危機に平和ボケ日本は・・・(1) [ウクライナ]

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2022年3月、ロシアの軍事侵攻によるウクライナ戦争が開始され、既に8ヶ月を経過して、その戦線も刻々と変化していますが、最近のウクライナ攻撃で、ロシアが劣勢となり、その防御と侵攻地域の奪回に、ロシアの小型核兵器の使用が取りざたされる事態となっています。

この危機に対し、今回のG20で、核の不使用宣言を採択し、ソ連の暴走の制御を図りましたが、ロシアが追い詰められると、その先行きは不透明です。

米国は東欧諸国と共にG20での核の不使用を決議していますので、もしソ連が核を使用た場合の東欧側の対戦対応は、通常兵器で反撃するとしています。

然しウクライナの劣勢局面では、米軍の間接的関与が必須となると考えられますので、現東南アジアに展開している現米軍主力部隊が、東欧に割かれることが懸念されます。

嘗てのアメリカは、アメリカの主戦場である欧州、中東、極東の内、少なくとも2つにおいて「同時」に戦争を遂行する実力がある。ことが自他共に認められていました。
が、昨今の米国は、中国の台頭で、その国力が相対的に低下してきたため、軍事専門家の間では、複数戦線の闘いは、事実上不可能だろうと言われるようになっています。

それは既にオバマ政権時に、2つの戦争を同時に遂行することはできない、と公式に認めているのです。

言うまでも無く、中国、習近平は、その情報を当然、認識しています。

故にアメリカがウクライナ戦争に、プーチンの核使用を契機として本格的に参戦すれば、中国が台湾・尖閣に侵攻を開始したとしても、これを見過ごす見込みが高いと、習近平が判断する事になります。

つまり、アメリカのウクライナ戦争への直接参戦を目の辺りにした習近平は、「今がチャンス……今なら、アメリカ軍の出撃はない。躊躇すれば、ウクライナ戦争は終わってしまい、この好機を逃してしまい、そうなってから台湾・尖閣に侵攻を開始すれば、アメリカ反撃の公算が高い……だったら、これは千載一遇のチャンス、今こそ台湾・尖閣に侵攻すべき時だ」と考える公算があるのです。

故に中国は、この好機に、アメリカと戦わずして台湾・尖閣を楽々と手に入れることができます。

尚この中国の侵略計画は、習近平が2021年に発表した中国交通运输部出典の中国国内交通網の計画での台湾までの高速交通路を既に着手しており、その一部として、台湾に一番近い平潭島までの高速鉄道を既に2020年に完成し、この台湾への高速路は、台湾の合意を得ない一方的な計画化で、此処から台湾までの地下高速網の設置を、2035年までと決めているのです。

これが毛沢東戦略の「戦わずして勝つ」の中国のやり方です。
同様に、中国の領土計画には、尖閣と沖縄も中国領土と明記しています。

しかし乍、この国難の最悪事態下でも、この中国の領土計画をを絵空事と捉えている平和ボケの日本政府は、平和憲法をご本尊とした口先だけの張子の虎を守り神とし、自国土の自衛に必須の憲法改正もせず、国土は無防備のまま放置されています。

……もう最悪です……。(次につづく)


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