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「お正月」と「クリスマス」の日本と世界との文化の違い [?] [正月]

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今年もクリスマスが過ぎ、正月が目前となっていますが、人類が新年を迎える文化は共通ですが、その中身は国々で異なり、今の日本は、正月を三ケ日日、祝日として各自で初詣でや家族の集まり、旅行など文化があります。

戦前の日本は、新年を皇室とともに国民が、共に各家で国旗を掲揚して、国と国民の幸せと繁栄の願いを示し、元旦は国民全員が年神様を迎えて、数え年の誕生日として一つ年を取る感謝の日であり、また、祖先の霊に感謝を捧げる日でもあり、そのための慰霊と感謝の初詣の日でもあり、書初めの日でもありました。

そして吉日の12月の13日からは、年神様を迎える神聖な新年とするために、大掃除をすることが習わしでした。

これらの伝統文化を含め、お祝いのおせち料理を頂くなど、日本の正月は神聖性を含む精神性の強い文化なのです。

戦後の日本人は「Happy New Year」と英語で挨拶をする海外の文化も育っていますが、この『Happy New Year』は本来、前年大晦日からのカウントダウンで、新年を迎えた1月1日になった瞬間に『Happy New Year』と叫ぶことが決まっていています。故に、日本のように元旦を含め、会社が始まる祝日明けの1月4日とかに同僚に対しての『Happy New Year』とは言わないのです。

即ち、欧米諸国の年末年始は、日本とは違ってそこまで正月は重要視されていません。例えばイギリスの場合、1月2日から仕事がスタートすることも当たり前で、日本のように「三が日」は祝日ありません。

現代の日本の12月は、一年の終わりと始まりを迎えるこの季節で、西洋文化の「クリスマス」と言う一大イベントがあり、そして「年末年始」の休日をゆっくり過ごすことが楽しみの一つとなっています。

他方の「クリスマス」は元来、イエス・キリストの降誕を記念する神聖な祭で、「メリー・クリスマス」は、日本の明けましておめでとうと同様の、お祝いの言葉です。

しかし日本のクリスマスは、恋人と二人でオシャレで高価なディナー(特別な食事)を楽しむことが当たり前と言われ、ホテルも満室になるなど、レジャー的なイメージが大であります。

欧米では、日本の様なカップルで過ごす風習があまりなく、「クリスマスの夜は基本的に家族の集まり」であり、アメリカでのクリスマスイブ(12月24日)とクリスマス(12月25日)は、一年に一回のクリスマスを皆なでお祝いする家族でのお祝いの日であり、家族や親戚たちが集まって食事を楽しんだり、プレゼントを渡したりするのが一般的です。

又、サウナの本場と言われるフィンランドでは、夕食前にサウナに入ってサウナを温めておくと、サウナの妖精が家に来て幸運をもたらしてくれると言い伝えられているそうで、サウナ入浴は朝から静かにスタートし、夕食の前にまた入るのが伝統で、クリスマスイブとクリスマス当日はサウナに入るのが一般的となっています。

この様に、日本と世界でのクリスマスの過ごし方は、その育った国の文化で全く異なりますので、欧米人は、慣れない日本のクリスマスカルチャーに驚き、多くが、カルチャーショックを受けるそうです。


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