SSブログ

台湾の統一地方選挙は蔡政権民進党の大敗は台湾の変化の兆しなのか?(1) [台湾]

スポンサーリンク




2022年11月26日、蔡英文総統が深々と頭を下げて謝罪。原因はこの日、台湾全土で21の県知事・市長選挙の投開票が一斉に行われた統一地方選挙で、蔡総統が率いる与党・民進党の獲得ポストが、改選前の7から5に減らし大敗のためです。(2022年11月) 日テレNEWS

蔡総統や民進党は、今回の統一地方選挙を“次の総統選挙の前哨戦”と位置づけて「中国との関係」を争点とする大規模決起集会を開催し、選挙に臨みましだが、その狙いが大きく外れて、中国につけいる隙を与える結果となったものです。

そもそも統一地方選挙は、夫々有権者の地域が抱える社会問題や雇用・経済政策を重視したものですが、今回はその焦点を中国の脅威に対する選挙としたため、有権者の関心から外れた結果となりました。

この選挙結果に即時に中国政府は「平和と安定を求める台湾の民意を反映している」とし「蔡政権がこれまで貫いて来た中国への強硬路線が台湾の有権者に拒否された」とコメント、中国国民や台湾に向けて発信し中国化の基盤固めを行いました。

この結果は、「たかが地方選挙での敗戦」ではありますが、蔡総統の求心力低下は避けられないものとなり、これまで様々な手法で台湾世論に揺さぶりをかけてきた中国政府にとって、「親中国」政権の誕生を望むに、願ってもない状況となっのです。


スポンサーリンク





nice!(1) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1