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「病気にならない生き方」と「Jカーブ効果」 [健康長寿]

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「Jカーブ効果」
飲酒量と総死亡率には相関関係があり、「適量飲酒をしている人々」が最も死亡率が低く、次に「飲まない人」、適量を超えて飲酒するほど死亡率が高くなっていく。J型のカーブを描くということ。

医学雑誌Lancet(ランセット)誌に2018年4月に掲載された英ケンブリッジ大学などの研究(Lancet. 2018;391(10129):1513-1523.)では、「死亡リスクを高めない飲酒量は、純アルコールに換算して週に100gが上限」という報告がなされている

『健康日本21(第1次)』において、『節度ある適度な飲酒』として1日平均純アルコールで約20g程度という数字が明文化されたわけです。いわゆる『適量』と言われる20gという数字が出たのは、画期的なことでした」。

上記の海外の研究の結果は、男性については1日当たりのアルコール量が10~19gで、女性では1日9gまでが最も死亡率が低く、アルコール量が増加するに従って死亡率が上昇することが示されている。

2000年開始の健康日本21という政策でも、純アルコール量で男性20gを目安としており、1日に日本酒なら1合、ビールなら500mlと中瓶1本とされ、女性では男性より少ない量とされるがデータ上は男性の半分となる

「食歴」
「食歴」は健康寿命を繋ぐ大切な要因です。

健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存せず自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことを指します。

日本の平均寿命は世界一ですが最後の10年は寝たきりで過ごしているというのが真実です。

厚生労働省が行った調査によると平均寿命と平均健康寿命の差は

男性は平均で9.13年
女性は平均で12.68年

つまり、平均寿命と健康寿命の差は、約10年間は医療や介護に依存する生活を送ることになり、その差は、年々拡大しるようで、寝たきりなどで医療や介護に依存する時間が今後も増えていくことが考えられるのです。

特に自宅介護されている方の老々介護は、肉体的・精神的疲労は想像を絶する辛いのは介護となり、介護・看病疲れを動機とした殺人、自殺関与、傷害致死の件数は年々増加しており、同じく介護・看病疲れを動機とした自殺数は2007年から2015年で2515人となっています。そのうちの6割が60歳以上です。

ご両親の健康を支える、パートナーに老老介護の負担を与えない、子供に負荷をかけない、最期まで孫との時間を楽しむためにも健康であり続けることは言うまでもなく大切なこととなります。

現在の日本ではもっと医者を、もっと良い薬を、もっと介護に人材が必要と言われる、医療漬け、薬漬けの生活は、国民がきちんと正しい食を摂り、健康的な生活を送れば医者も薬も介護も不要になっていきます。

政府としても未病・予防に力を入れ、各国民が健康的な生活を送れるよう制度を整えていく意向にあるようですが、それが何時になるかの先の見通しはありません。

ミリオンセラー「病気にならない生き方」を出版の新谷弘実氏によると
将来の健康に最も大きな影響を与えるものは「食歴」で、つまりそれまで食べてきたものの履歴です。
腸には、その履歴がしっかりと刻まれており10年後の脳と健康を左右します。
と、述べているように現在の食生活が10年後、20年後に影響することはほぼ間違いありません。

これは中高年の方だけの話をしているわけではなく、10代、20代も「まだ若いから」と言って油断してはいけません。若い頃は代謝も活発で各身体・内蔵機能も活発に動いていたため何を食べても元気ですが、30代、40代となり機能が衰えてくると驚くほど様々な健康問題が起きてきます。

小さなお子さんをお持ちの子育て世代の食歴には、特に注意を払うことが大切です。
大人になって、何を好んで食べるかは、それは幼少期にどんなものを食べさせたかで決まります。

小さな頃からたっぷりと添加物が入った食を与えると味覚破壊が行われ、若年性の生活習慣病(もしくは予備軍)となり、様々な病気になりやすい体質を作ってしまいます。

現在の食品表示法は穴ばかりで、あなたの日々を支えている食品があなたの健康を必ずしも守ってくれるとは限りません。

世界的にも日本は、添加物食品天国と言われていますが、コンビニやスーパーで購入する調味料や加工食品、お惣菜の他、レストランでの食事まで貴方や貴方の大切な人の健康を支えてくれる"本物"の食品は極僅かしかないのです。

未病と予防が重要になる中、その食の真実を見極める正しい眼をもつことが切に求められているのです。



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