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2人の兄妹が「能面社会」から救出される [母子・父子家庭]

子供の貧困兄妹についての昨年10月に保護された大阪でのニュースが出ています。
大阪府内の弁護士が踏み込んだ薄暗いアパートに、18歳の少年と、17歳の妹が、
炊飯器と持ち金110円、毛布1枚で暮らしていました。

離婚の父親との生活は月4万円程度で、父親は、3週間ほど前に失踪したと言います。

弁護士(36)は、この光景に「このままでは死ぬ」と直感して、児童養護施設を探し
ましたが、児童福祉法のその入居は18歳未満で適応と成らず、部屋を探すも親権者
がいないため契約も出来ない状態で、生活保護も渋られたと言います。

弁護士の、「みんなが少しずつ泣いてこの子らを助けませんか」と説得が実り、
大家は事情を酌んで部屋を貸してくれ、市も生活保護を認めて兄妹の生活の確保が
出ました。

この背景に、法律の20歳成年の年齢制限、親権者代行者、施設入居などの「法の壁」、
市町村の福祉財政の縮小など、命の危機を救済できない「この法の空白」の「能面社会」
が存在する恐ろしさを見ます。

この弁護士の救済行動がなければ、老人の孤独死と同様な、「無縁社会」の、
「他人ごと」とする、悲しい現実社会を見たことでしょう。

少年は、「これで死ぬ心配がなくなり、昔より幸せ」と語ったそうです。



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母子・父子世帯に島根浜田市の厚い就労支援が注目される [母子・父子家庭]

島根県浜田市は、高校生以下の子供を持つ母子・父子世帯に対して、全国初の、厚い就労と
生活支援を行う移住就労促進制度を打ち出し、介護と過疎化対策で各自治体の注目を集めて
います。

この浜田市の過疎化対策は、「ふるさと島根定住財団」が行う、「介護保険事業者」の就労支援に、
初任者研修比最大10万円、一時金20万円、それに月給与15万円、謝礼3万円と「ネットトヨタ島根」
には、車両整備費20万円の給付金として、夫々の契約就労者に1,年を限度に、車と給与を保証
する就労受け入れシステムとなっています。

なお、引越しの費用を30万円と、1年就労後には一時金の100万円が支給される制度です。

就労後は、月額で、給与15万円以上、養育費3万円、家賃補助2万円(公営住宅入居補助などに)、
中古車の無償提供(諸費用は自己負担)、車両整備費20万円(市負担)を保障する制度で、これらで
この1所帯400万円の支援策となります。

これらの支援制度は、特別養護老人ホーム事業者の負担は殆んどないことから、その就労受け
入れを歓迎していると言われます。

浜田市は、この15年で市の人口が9万人から5.7万人に減少し、65歳以上の過疎高齢市となって、
介護者の人材確保が不足している現状にあり、この対策は、市と事業者、そして、移住者の三方利
方策の制度になると期待しています。



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