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三菱重工業が世界最大洋上風力発電機を実用化 [電力]

三菱重工業は、洋上風力発電出力が1万KW(キロワット)を超える、世界最大級の風力発電機実用化の計画です。

三菱重工業は洋上風力発電機で、世界2位の、デンマークのMHIヴェスタスと合弁で、17年には、世界最大の出力9500キロワット機を開発し、2020年をメドに、出力1万キロワット級を開発実用化すると発表しました。

現在、世界の洋上風力発電機の開発は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が、1万2000KW機の開発を進め、21年の販売を、同首位のシーメンスとスペイン大手ガメサの合弁会社は、24~25年までに出力1万キロワット超の次世代機を開発するとしており、この市場拡大が予想されます。
これら大手の大型化は、この4年でその出力が3倍となってなっています。

大型化の背景には、欧米の再生エネルギー化推進と、その電力買取価格が、この数年で1/3に低下しいる現状があり、大型化による採算改善が望まれているのです。

また、この風力発電の利点は、風車を大きくすることで、発電能力が高まりますし、洋上の風力が強くなるほど、発電能力が上がり、このコストを下げることができますし、更に、大型化による設置台数を減らすことで、発電能力の増加とコストの削減が可能になるメリットがあります。

現洋上風力発電機の世界発電能力は、約1900万キロワットで、太陽光発電の約5%、陸上風力の約3%に留まっていますが、この超大型化による採算の改善が進めば、世界での導入が加速すると期待されています。



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太陽光発電この夏 貢献の意義 [電力]

太陽光発電は国政の一つですが、政府は将来の基幹電力にと、その主力に原発依存
があります。

現在、原発の殆どが停止の中で、今年の猛暑での電力供給不足が心配されました。
が、この猛暑を味方にしたのが、太陽光発電でした。

通常、国の太陽光発電量は、全電力供給量の2%と予想されていましたが、この夏の
電力9社の太陽光総発電量は、北陸の5.9%~九州の24.6%までの、約10%に及びました。

各社の最大出力は、8月上旬の11時から13時までで、その供給出力合計は、約1500万
KWとなり、電力最大需要合計の1憶5千KWの10%となります。

この貢献実績は、原発10数基分に当り、従来の予想をはるかに超えたもので、更に、
現在民間からの電力買い取り価格が、この5,年間に約10倍と急増の環境下で、この
太陽光発電を国の積極政策とすることで、クリーンで危険度の少ない大きな電力基盤
となる数値証明となりました。

太陽光発電には天候リスクがありますが、国政による、地力発電や風力発電など、
更に研究開発を進めることで、子孫に負の資産を残さず、更に地域毎の安く安全で
クリ―ンな電力基盤が持ちえることを示唆したのです。



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東京電力と中部電力の火力発電共同運営新会社「(株)JERA」 [電力]

東京電力(東電)と中部電力(中部電)は、今月30日に、共同電力経営の新会社「(株)JERA」の設立を発表しました。

新会社「(株)JERA(ジェラ)」は、「J」に、英語で時代を意味する「ERA」を組み合わせた名で、資本金は4億8千万円で、出資比率は50%の同率折半として、社長には中部電から垣見祐二専務、会長には東電の内藤義博取締役と、その他各1名の取締役が就任し、当面の社員を50人規模として、液化天然ガスの火力燃料調達と発電所の建設などの運営を担当し、両社の燃料開発や輸送部門、発電所の運営を段階的に統合し、来年4月からの電力小口売りの電力自由化を見据えて、現在の3兆円を6500憶削減し、業界競合コストの低減に当たるとしています。

新会社の課題には、出資比率は対等の精神によるとされる50%の同率折半が、両社の利害が分かれた場合の意思決定が迅速にできるのか、電力料金の価格競争力を維持できるか、福島第一原発の損害賠償と復興に見合う利益の確保、両社の地域市場の拡大があります。

小売り電力全面自由化に向けた電力の規制改革で、電力大手10社電気事業独占体制が崩れ、大手石油元売り会社や、ガス会社などが加わり、一般家庭では、いずれの電気事業者からも電力を買えることとなり、電力事業各社の生き残りをかけた戦いが始まりました。



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