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脅威のヒアリ(火蟻)日本上陸 [環境汚染]

大阪市の南港で、香港から来たコンテナ周辺の土から、外来種のヒアリか、別のアカカミアリの可能性のあるアリを、まとまった数で発見したニュースが報道されました。

6月30日、南港を大阪市と環境省で調査したところ、7月3日に、その一部がヒアリだと判明し、更に同日、同じ場所で約50体のヒアリと見られるアリの死骸を回収し、その中に、女王アリ1個体があったことで、4日夕、この女王アリが、ヒアリと確認したと言います。

ヒアリ(火蟻)は、体の大きさが2.5〜6ミリで肉眼で見る事のできる大きさです。
体は赤い色をしており、お腹の部分が黒い色をしています。二色なんですね。
体の胴部と腹部の間が二節のコブ様で細く結ばれているような作りになっています。

国内でのヒアリの発見は、これまで、兵庫県と愛知県で発見されており、兵庫県尼崎市、神戸市、愛知県弥富市で、これに続く4件目の発見としていますが、更に、7月新潟で香港経由のコンテナに火蟻が発見されました。

ヒアリは「引っ越しが得意なアリ」で、エサを求めて1年に数百メートル移動し、川も渡るという報告もあり、数年かけて高さ数十センチにも及ぶドーム状のアリ塚を作ると言います。

国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は、ヒアリの女王アリは、巣(コロニー)の中で1日千個以上の卵を産み、孵化(ふか)し成虫に育つまで約1カ月と早く、他の多くのアリの種類は、一つの巣に女王アリが1匹ですが、ヒアリは、複数匹が殆どで、100匹も確認されたコロニーもあると言い、驚きの繁殖力です。

この一つの巣には、働きアリが1万~数十万匹おり、その生存は1~2ヵ月ほどの寿命ですが、女王アリは、6~7年ほどの長寿です。

また、火蟻は踏んでも潰れない硬い体と、攻撃的な性格で、集団で爬虫(はちゅう)類や小型の哺乳類を攻撃し、捕食しますので、一度定着しますとその根絶は難しく、生態系への影響も心配されます。

尚要注意は、ヒアリのお尻に毒針が生えていて、その毒針に刺されると、刺された瞬間に火傷のような強い痛みを感じ、毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸などの症状が出て、重症な場合はアナフィラキシーショックで、命の危機もあるようです。

毒針で刺された場合は、20~30分の安静が必要です。

この様に繁殖力と攻撃的なヒアリは、一気に広がるリスクもあり、国民の一人一人が注意し、その発見と警戒をすることが必須となっています。



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羽のない風力発電 欧米の開発の中心に [環境汚染]

日本の風力発電は、プロペラ式が主流ですが、余り見かける機会が少ない状態で、
未だ、普及前の初期状態にあると言えますが、欧米では、広い地形を利用した、
羽の無い「棒柱形」の発電機が現在主流となってきているようです。

羽の無い風力発電機

昨今日本では、扇風機の棒状に穴のあいたものがお目にかかるようになりましたが、
単に柱状の発電機は思いもよらないもので、既に欧米の人気の主流として開発実用
化されていことは驚きでした

それは、日本は未だ電力政策が、原発と火力発電にこだわりを持ちますので、この
もたつく間に、技術開発に先を越された感がありますが、ここに来て円安による、
風力発電の設備投資の見合いに割安感が出てきたことで、改めて注目されるかも
知れません。

ヨーロッパで注目の風力発電機は、“Vortex Bladeless”社のもので、野や山や海の
中に煙突が立っているような光景ですが、このメリットは、ブレード(羽根)の無い
こと、故に、音の無いこと、野鳥などの事故が無く安全なこと。の3点でこれは、
見た目のシンプルさと羽の無いことにで、従来のブレード式に比して、略半値の
コストカットで出来ることです。

ただ一般には、羽が無くて如何して発電ができるの?
との疑問がわきますが、それは、風の流れを塔中内で空気を強力な渦巻きとする
ことで、力学的効用を用いていると言います。

羽の無い柱状の発電機は、この開発の延長で、そのリスクの減少と付加価値の
増加で、将来に綺麗で安全な電力の期待を齎して呉れると思われます。



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