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「世界の軍事力ランキング2024トップ10」日本は ? [自衛隊]

軍事分析会社のグローバル・ファイヤーパワーは、「世界の軍事力ランキング2024」を2024年1月17日に発表しました。

「世界の軍事力ランキング2024」トップ10の国です。同調査は、軍事力、財政、兵站、地理など50項目を超える要因を加味した指数を用いて算出し、総合的な軍事力を数値化したランキングとなっており、2016年から行われています。

調査開始以来、1位アメリカ、2位ロシア、3位中国は変わっていませんが、ロシアは継続中のウクライナ侵攻で、軍内の準備不足や、サプライチェーンの管理の不備が露見しているなかでも2位を維持しています。

インドの4位は、高度な軍事兵器や装備品への投資を増やして躍進しいることが評価対象になったようです。韓国は5位で、僅差でイギリスが6位です。

次がランキング7位で日本です。日本は、海洋戦略上の優位性、保有するいずも型護衛艦、ひゅうが型護衛艦などの高度な搭載技術などが評価されている様です。
そして、8位にトルコ、9位はパキスタン、10位がイタリアとなっています。

日本の昨今の軍事力進展は、2022年12月に進水の「あがの」はもがみ型護衛艦の6番艦で、2024年3月に就役する予定です。

「もがみ型」は、護衛艦としてだけでなく、従来掃海艦艇だけが持っていた機雷処理能力も付与されているのが特徴。また、これまでの護衛艦と比べ、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっています

「いずも」は今年3月に就役したばかりの、全通飛行甲板を持つ航空母艦です。海上自衛隊の航空母艦としては、「ひゅうが型」の「ひゅうが」「いせ」に続く3艦目。そして「いずも」は「ひゅうが型」に比べてひと回り大きく、自衛隊最大の艦艇でもあります。

また今年8月には「いずも型」の2番艦「かが」が進水しており、現在、艤装作業が進んでいます。この「かが」は来年にも就役する見込みで、海上自衛隊はこの「ひゅうが型」と「いずも型」をそれぞれ2隻ずつ、合計4隻の航空母艦を保有することになります。

艦艇は長期のドッグ入りなど整備期間、乗員の訓練期間、そして実戦投入が可能な期間がそれぞれ3分の1ずつを占めるため、4隻体制となることにより、つねに1~2隻の航空母艦が即応可能な体制となります。

ただ、この「ひゅうが型」と「いずも型」の求められる役割や能力が若干異なります。

それは、『ひゅうが型』『いずも型』は“護衛艦”であり“航空母艦”ではない」、そう思っている人が一般的と考えます。

しかしそれは誤解で、海上自衛隊における「護衛艦」とは、水上を航行する戦闘能力を有す艦艇に与えられる艦種で、“イージス艦”と呼ばれているのと同じように、「こんごう型」又は「あたご型」が一般的には「軍艦」ないし「戦闘艦」に該当する用語です。

「ひゅうが型」や「いずも型」は、「戦闘艦」に該当する“航空母艦”と呼ぶことにも何ら問題ありません。

この航空母艦「ひゅうが型」の「ひゅうが」「いせ」は満載排水量19000トン、全長197m。今年「いずも」が就役するまでは海自最大の艦でした。

主な艦載機はSH-60J/K「シーホーク」哨戒ヘリコプターで、3機を同時に発着艦させる能力を有すほか、飛行甲板とエレベーターで結ばれた格納庫内には、最大10機程度を収容できます。

そしてこの「ひゅうが型」の主な任務は、艦隊への潜水艦の接近を阻止する対潜作戦です。短魚雷発射管およびアスロック対潜ミサイルなどを格納する16セルの垂直発射装置(VLS)を有すなど、航空母艦としてはかなり重兵装であることが特徴的です。

一方、「いずも型」の「いずも」「かが」は満載排水量27000トン、全長248mと、先述のとおり「ひゅうが型」よりもひと回り大きい艦です。SH-60J/Kを5機同時に発着艦可能で、格納庫内にはおよそ15機を収容可能であるとみられます。

しかし「ひゅうが型」のような短魚雷発射管やVLSを持たず、最低限の自衛用兵装しか搭載されていません。そのため潜水艦への攻撃は、SH-60や僚艦に委ねることになります。

日本の軍事力は長期に停滞して、従来の5位から現在は7位のランクにありますが、領海侵犯を繰り返す強国の隣国、ロシアと中国に対し、及び、インドや韓国の躍進などの中で、アジアにおける日本の軍事力7位の降下は、実質的日本の自衛力の低下であり、この軍事的自衛力の差は、可なりの危機にあると言えます。



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防衛庁最新鋭潜水艦の建造1隻760億円日本のシーレインを護れるか [自衛隊]

防衛庁は29年度予算760億円を投じて、平成33年度末までに、最新鋭潜水艦を建造するとしています。この防衛構想は、沖縄那覇に司令部を置き、石垣島や尖閣諸島周辺の海空域で、沖縄防衛の南西航空の航空機を40機に倍増し、自衛隊の南西航空海自混合団を、南西航空方面隊に格上げする。

最新鋭の潜水艦は、従来のディーゼル動力艦を進化させたAIP動力装置を搭載した、そうりゅう型と呼ばれ、原子力動力を持たない通常型潜水艦では、世界最高水準の長時間の潜航が可能となり、その装備は、その静粛性と敵の潜水艦の位置や艦種を、強力な音波探知機で探る能力を持つ特徴がありると言われます。

これは、中国の戦略ミサイル漢型原潜を含む潜水艦約60隻などの領海侵犯の脅威に、そして、海南島に作られたた新たな潜水艦基地に対処するもので、日本はその数1/3を目指した計画で、日米と共に中国の南シナ海進出の制止力強化を阻む狙いとなります。


その海南島に作られたた新たな潜水艦基地は地下基地となっていて、その基地に続く数十キロにわたり地底道を完成しつつあるこの脅威は、これら補給や戦艦の出港や帰港を上空から察知することが困難と言われます。

これに対処するためにも、日本の横須賀と呉の潜水艦隊軍の、耳の船「おやしお型」とその性能をより高めた新艦の「そうりゅう型」の配備が急がれるのです。

現、耳の船「おやしお型」の製造価格は1隻約500億円と言われ、世界的にも非常に高価な潜水艦ですが、性能も世界一と言われるものです。

また、「そうりゅう型」は、AIP「非大気依存型推進」のディーゼルエンジンの、従来型は、大気中の酸素を取り入れ、二酸化酸素を排出するため、シュノーケル航走や定期的に浮上を必要とするものから、機関内の気体を熱膨張させ、水冷で収縮してピストン動力とするもので、長期間潜航できる優れものです。

が、潜水艦の命と言われる限界深度については、現在、世界最強の潜水艦シーウルフ限界深度は610mを有すると言われ世界一ですが、そうりゅう型のそま性能は(軍事的にも機密とすべきもの)、この世界一に勝るかは不明です。



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