令和の米価高騒動の真犯人は政治の失策です(1) [食品]
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昨今、生存基盤のコメの物価高で苦しんでいる国民がいるというのに、自民党は消費税減税を議論するどころか、国民民主党の手取りを増やすための政策、103万円の壁引き上げに抵抗し、農水省は備蓄米の放出に抵抗しています。
海外では、物価高に苦しむ国民を救うために、イギリス、オーストラリア、カナダ、韓国などは、食料品を非課税にし、他にも減税措置を施すなど、できる限りのことをしていますし、日本ではまるで他人事のようです。
石破総理に至っては「消費税を止めるとか下げるとか、そんなことで世の中がパッと薔薇色になる。そんな簡単な世の中ではございません」と発言…。では如何するのですか?
全く、国民に向けた発言ではなく、日本国民を見捨てた内容です。そもそも今回の物価危機は何故訪れたのでしょうか?
今回のコメ価格上昇には、様々な要因があると言われています。
真因は長年の減反政策です。今は、減反政策廃止で、多少マシなものになったとも言えますが、実質的には減反が続いていますし、農家の高齢化、そして、農業が「赤字産業」であることで、米の供給能力が落ち込んでいるのです。
農水省の言うコメ不足の原因は、
・震災等で家庭が備蓄を始めた。
・インバウンドによるコメの需要拡大。
・全農にタマが無いといった情報が知れ渡り、各卸商社(外食企業など)がコメ買い占めに走った
総じて、生産の問題、流通の問題、需要の問題と、全てが絡み合っていると、当たり前の一般論を語っています。
この様に、色々個々の要因が言われますが、真因は、日本政府が、減反政策を継続してわざわざ供給能力を削減し、価格上昇政策を続けてきたことに尽きます。
しかし乍ら、例えばインバウンドの需要で外国人が日本人と同じ量のコメを食べたとしても、その消費量は、0.5%の拡大しかないのに、その程度の需要量で、全体の需給バランスが崩れると言う「ギリギリ」の限界にあるところ処に来ていると言うことです。
これは、長年の農業政策の人為的ミスによるもので、ついに総需要に対し供給能力が不足するインフレギャップに至る、即ち、サプライロス型(供給不足)インフレが生じたのです。
仮に農水省の言う、米の流通網のどこかに貯まっているとしても、その消えた米が「安価」で放出されるはずもなく、生産者のコメの供給能力が縮小し続けている以上、コメ価格は中長期的には下がらずに、むしろ、上がるはずです。
まして、今回の備蓄米の放出を行ったとしても、日本のコメの生産量は、2000年時点では950万トンで、今は850万トンですので、全体のコメの供給不足から、米価が昨年の米価に戻ることは無いと言えます。
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昨今、生存基盤のコメの物価高で苦しんでいる国民がいるというのに、自民党は消費税減税を議論するどころか、国民民主党の手取りを増やすための政策、103万円の壁引き上げに抵抗し、農水省は備蓄米の放出に抵抗しています。
海外では、物価高に苦しむ国民を救うために、イギリス、オーストラリア、カナダ、韓国などは、食料品を非課税にし、他にも減税措置を施すなど、できる限りのことをしていますし、日本ではまるで他人事のようです。
石破総理に至っては「消費税を止めるとか下げるとか、そんなことで世の中がパッと薔薇色になる。そんな簡単な世の中ではございません」と発言…。では如何するのですか?
全く、国民に向けた発言ではなく、日本国民を見捨てた内容です。そもそも今回の物価危機は何故訪れたのでしょうか?
今回のコメ価格上昇には、様々な要因があると言われています。
真因は長年の減反政策です。今は、減反政策廃止で、多少マシなものになったとも言えますが、実質的には減反が続いていますし、農家の高齢化、そして、農業が「赤字産業」であることで、米の供給能力が落ち込んでいるのです。
農水省の言うコメ不足の原因は、
・震災等で家庭が備蓄を始めた。
・インバウンドによるコメの需要拡大。
・全農にタマが無いといった情報が知れ渡り、各卸商社(外食企業など)がコメ買い占めに走った
総じて、生産の問題、流通の問題、需要の問題と、全てが絡み合っていると、当たり前の一般論を語っています。
この様に、色々個々の要因が言われますが、真因は、日本政府が、減反政策を継続してわざわざ供給能力を削減し、価格上昇政策を続けてきたことに尽きます。
しかし乍ら、例えばインバウンドの需要で外国人が日本人と同じ量のコメを食べたとしても、その消費量は、0.5%の拡大しかないのに、その程度の需要量で、全体の需給バランスが崩れると言う「ギリギリ」の限界にあるところ処に来ていると言うことです。
これは、長年の農業政策の人為的ミスによるもので、ついに総需要に対し供給能力が不足するインフレギャップに至る、即ち、サプライロス型(供給不足)インフレが生じたのです。
仮に農水省の言う、米の流通網のどこかに貯まっているとしても、その消えた米が「安価」で放出されるはずもなく、生産者のコメの供給能力が縮小し続けている以上、コメ価格は中長期的には下がらずに、むしろ、上がるはずです。
まして、今回の備蓄米の放出を行ったとしても、日本のコメの生産量は、2000年時点では950万トンで、今は850万トンですので、全体のコメの供給不足から、米価が昨年の米価に戻ることは無いと言えます。
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