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サッカー日本男子アジア杯2024 カタール大会 [サッカーアジア杯]

パリオリンピックアジア最終予選に臨んでいるサッカー男子日本代表は、準々決勝で開催国、カタールと対戦し、延長戦のすえ、4対2で勝って準決勝進出を決め、パリオリンピック出場にあと1勝としました。

カタールのドーハで行われているアジア最終予選で、8大会連続のオリンピック出場を目指す日本は、準々決勝で開催国のカタールと対戦しました。

日本は開始早々の前半2分、ペナルティーエリアに近い位置で相手のボールを奪った山田楓喜選手が左足でゴールの右隅にミドルシュートを決めてさい先よく先制します。がその後の24分に、カタールにヘディングシュートを決められて同点に追いつかれます。

その42分に、前線から積極的にボールを奪いにいく細谷選手に、カタールのゴールキーパーが反則をして、レッドカードで退場となり、日本は数的に優位な状況となりますが、カタールの守備が固く、相手を攻め切れずのままの後半4分に、警戒していたフリーキックから、逆に、ヘディングで決められて勝ち越しを許してしまいます。

1人多い日本は、相手のゴール前に迫り続け22分、コーナーキックからのボォールを、身長1メートル86センチのディフェンダー、木村誠二選手が、ヘディングで合わせて2対2の同点に追いつき、試合はそのまま延長戦に入ります。

その延長前半11分で、ゴール前でパスを受けたフォワードの細谷真大選手が、ゴールキーパーの股を抜くシュートを決めて勝ち越します。

柏レイソルJ1所属の細谷選手は、今シーズンゴールがなく、今大会もここまで無得点と苦しんでいましたが、この場面で大きな役割を果たしました。

日本はこの後、途中出場の大学生、内野航太郎選手のゴールでもう1点を加えて、スコア4対2で勝利して、準決勝進出を決めました。

準決勝は、日本時間の30日午前2時半からのイラクとベトナム対戦の勝者との試合となり、それに勝てば、パリオリンピック出場が決まります。

この試合で勝利の得点を齎した細谷選手は、年齢制限のない日本代表として、アジアカップに出場して「パリ世代」のエースストライカーとして常に注目を浴びてきましたが、今年は、J1やこの日本代表の試合で、今大会の1次リーグもチャンスを決めきれず、無得点がつづき、不振にあえいでおり、「試合に出ているのにこんなにゴールが奪えないのは初めて」と、そして、「ゴールを奪うために大切なのは、メンタル面。例え決まらなくても折れずに自分を信じてやり続ける」と自らに言い聞かせて耐え、負けたら終わりの準々決勝、勝負どころでその思いは結実し、今大会初得点が日本を準決勝に導きました。


数的優位な状況の中、相手に疲労が見えてきた延長前半、細谷選手はゴール前でボールを受けると冷静にゴールキーパーの股を抜くシュート。

試合後のミックスゾーンで細谷選手は「ここでやらなきゃ自分じゃないと思った。決められてほっとした」と本音を漏らし、「また次も試合があるので、もっと得点を奪って優勝したい」と更なる活躍を誓いました。

勝てば8大会連続のオリンピック出場が決まる準決勝へ、細谷選手が真価を発揮する舞台は整っています。



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卓球日本代表で 張本兄妹が揃って史上初のメダル獲得の快挙 [卓球世界選手権]

卓球ITTF男女ワールドカップ(4月15~21日/マカオ)が行われ、男子シングルスで張本智和、女子シングルスで張本美和が揃って銅メダルを獲得です。

大会史上初の兄妹でのメダル獲得、張本美和は2016年大会優勝の平野美宇(当時16歳)の記録を抜いて、史上最年少でのベスト4入りとなりました。

世界卓球のトップレベル男女各48名で争われた今大会は、日本から男子3名、女子4名がエントリーです。

男子シングルスは、張本が3大会連続となるメダル獲得。第1ステージからヨーロッパの強豪を連破して準決勝進出を果たしたものの、林高遠(中国)にはストレートで敗れて、2019年大会以来の決勝進出はなりませんでした。

女子シングルスでは、早田は王曼昱に、平野は東京五輪女王の陳夢(中国)に準々決勝で敗れて、早田ひな、平野美宇も8強入りでした。

伊藤美誠は、第1ステージが三つ巴の形となり、僅かなポイント差で第2ステージ進出を逃す。

ITTF男女ワールドカップマカオ2024【各種目結果】

男子シングルス

優勝:馬龍(中国)

準優勝:林高遠(中国)

3位:張本智和(智和企画)、王楚欽(中国)

ベスト8:戸上隼輔(日本)、樊振東(中国)、チャン・ウジン(韓国)、シェルベリ(スウェーデン)

女子シングルス

優勝:孫穎莎(中国)

準優勝:王曼昱(中国)

3位:張本美和(日本)、陳夢(中国)

ベスト8:早田ひな(日本)、平野美宇(日本)、ディアス(プエルトリコ)、鄭怡静(台湾)

【日本選手の結果】

男子シングルス

・張本智和【ベスト4】

準決勝 0-4 林高遠(中国)

準々決勝 4-2 シェルベリ(スウェーデン)

1回戦 4-2 フレイタス(ポルトガル)

・戸上隼輔【ベスト8】

準々決勝 2-4 馬龍(中国)

1回戦 4-2 アサール(エジプト)

※松島輝空は第1ステージ敗退

女子シングルス

・張本美和【ベスト4】

準決勝 2-4 王曼昱(中国)

準々決勝 4-1 ディアス(プエルトリコ)

1回戦 4-1 王芸迪(中国)

・早田ひな【ベスト8】

準々決勝 1-4 王曼昱(中国)

1回戦 4-3 シン・ユビン(韓国

・平野美宇【ベスト8】

準々決勝 0-4 陳夢(中国)

1回戦 4-3 チョン・ジヒ(韓国)

※伊藤美誠は第1ステージ敗退

この結果で見るように、日本勢は全ての試合を僅差のベスト8以上の成績を残す、活躍ぶりで、パリ五輪に大きな手ごたえを残していますので、バリ五輪が、大変面白くなってきました。国民揃ってメダル獲得の応援を致しましょう。





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卓球女子のパリ五輪代表・張本美和に金メダルの期待が!! [卓球世界選手権]

21日まで行われたITTFワールドカップ2024男女シングルスのW杯(中国・マカオ)では、18日の決勝トーナメント1回戦で世界ランキング3位の王芸迪(中国)を4―1で撃破。19日の準々決勝では同10位のアドリアナ・ディアス(プエルトリコ)に4―1で勝利した。20日の準決勝は同2位の王曼昱(中国)に2―4で敗れたものの、女子W杯史上最年少で銅メダルを獲得。中国のトップ選手から初白星を挙げ、約3か月後のパリ五輪に向けて大きな弾みをつけた。

22年からシニアの国際大会に本格参戦した張本は、世界ランキング600位台から12位まで上昇した。2月の世界選手権団体戦(韓国・釜山)の決勝は中国に2敗を喫するも、堂々たる戦いを披露。中国勢に引けを取らないパフォーマンスを続ける張本に対し、ある日本代表OBは「世界選手権は第5試合の陳夢戦も勝つチャンスはあった。勝てば53年ぶりの優勝が決まる最後の試合の重圧は15歳の選手にとって酷だったと思うが、こういう緊張した場面を経験したことが生きている。非凡なところがやっぱりあるし、世界チャンピオンを狙える選手」と太鼓判を押した。

その張本は、自身の強みについて「攻めることと、守備からの反撃もできるところ」と自己分析。日本が悲願とするパリ五輪での団体金メダルへ向けて、まだまだ伸びしろのある15歳が「打倒・中国」の切り札になる可能性も十分だ。

卓球女子のパリ五輪代表・張本美和(15)が見せる急速な進化に、五輪の大舞台で旋風を起こせるか、周囲の期待が高まっています。





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張本美和(パリ五輪女子日本代表)堂々の銀メダル卓球日本の誇り [世界卓球選手権]

卓球「ITTF男女ワールドカップ」の男女シングルスのW杯第6日の20日、マカオで準決勝が行われ、女子で、世界ランキング12位の張本美和は、前日19日の準々決勝で早田ひな(日本生命)を退けた強敵、世界ランキング2位の王曼昱(おう・ばくいく、中国)と対戦。先に2ゲームを連取されたが、第3ゲームは11―6で取り切った。ゲームカウント1―3で迎えた第5ゲームは、ラリーで相手のフォア側を攻め立て、気迫が勝り11―9で取り切ると、左拳を振り下ろした。第6ゲームは一進一退の攻防が続いた。7―6ではサーブで崩し、3球目のフォアハンドで打ち破る攻めを見せたが、最後は11―13で屈した。王曼昱は勝利の瞬間、しゃがみ込んだ王の姿が、壮絶な激闘を物語っていました。

15歳でパリ五輪の団体要員の代表権をつかんだ張本美は、卓球「ITTF男女ワールドカップ」の18日の決勝トーナメント1回戦で世界ランキング3位の王芸迪(おう・げいてき、中国)を4―1で撃破。19日の準決勝では同10位のA・ディアス(プエルトリコ)も4―1で勝利し、格上を立て続けに破る快進撃を見せ、15歳で銅メダルを手にしました。

日本女子準々決勝
張本美和 4-1 王芸迪(中国)12-10/6-11/11-8/11-6/16-14
平野美宇 4-3 チョン・ジヒ(韓国)3-11/10-12/12-10/11-8/11-8/4-11/11-6
早田ひな 4-3 シン・ユビン(韓国)11-9/9-11/9-11/11-8/11-6/4-11/13-11



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トヨタ「EV出遅れ戦略」をHV車で一人勝ちへ [電気自動車]

現在のEVは、耐久消費財特有の初期普及率が16.5%程度の段階で販売が一段落する、発売初期の「キャズム」(溝)に落ち込んでいる。

耐久消費財は、この初期ユーザーが、購入し終わり後は様子見の段階に入り、そして、数年後に製品改良を経て再び販売が上昇に乗るので、現在のリチウムEVは、まさにこの流れに沿った動きとなった。

世界中の自動車メーカーが、EV戦略で、リチウム電池の先行開発に賭けて設備増強に走るなかで、トヨタ自動車の経営戦略は、リチウム電池によるEV(電気自動車)の限界を一早く見抜いて、申し訳け程度のリチウム電池EV車発売に止めて、そのEVに代替する、HV(ハイブリッド車)増産で対応する真逆の販売戦略をとり、次世代電池として全固体電池の開発に全力を挙げて、無駄なEV投資を回避し、現在の燃費の良いHV(ハイブリッド車)販売に集中したことで、販売拡大に成功しました。

トヨタは、リチウム電池の欠陥をいち早く知り、全固体電池がカバーできると判断しているが、この全固体電池も全能ではない。走行距離に自ずと限界があるからだ。こうした技術の限界から、FCV(燃料電池車)・水素エンジン車・合成ガソリンエンジン車といった全ての技術開発に取り組んでいる世界で唯一の自動車メーカーです。

HV絶好調で他社を引き離す
トヨタが、全方位の技術開発で先導できるのは、高収益体質であるからだ。トヨタのHVは、EV不振を尻目に「飛ぶように」売れていることでも分かるように、経営戦略を多角化している。1つの技術に賭けないのだ。

米国では、HVに強みを持つトヨタHVの性能が向上して、ガソリン車との燃費の差が拡大したこと、価格差が縮まったことが、好調の原因となった。

尚、トヨタが、販売会社に支払う販売奨励金は、販売店にとっては値引きの原資となります。その奨励金は、2月が1台あたり1,316ドル(約19万9,000円)と、業界平均2,828ドルの半分以下であるにも拘らず、販売店は、それほどの値引きもせずにHVが売れているのも、好調の要因です。

米国でHVを持たないメーカーは、販売奨励金が高止まり傾向にある。日産自動車の2月の販売奨励金は3,377ドル。米GMは3,136ドル、ドイツのVW(フォルクスワーゲン)も4,652ドルと高水準である。EV専業のテスラは、平均で3,726ドルだ。『日本経済新聞 電子版』(3月24日付)

この背景で、トヨタの2023年4~12月決算は、HVが大きく貢献して純利益が過去最高の3兆9,472億円に達し、営業利益率は11.6%と2桁となりました。

トヨタのライバルVWは、営業利益率が7.1%(23年)で、高収益とされるEVメーカーの米テスラは9%(同)で、トヨタの営業利益率は、他社を大きく引き離しています。

自動車メーカーは、この営業利益率が5%を切る状況では、技術開発余力を失うと言われていますが、トヨタの過去の営業利益率(連結決算ベース)は、次の通りで、
2019年3月期 8.16%
2020年3月期 8.03%
2021年3月期 8.08%
2022年3月期 9.55%
2023年3月期 7.33%
これらの推移からみても、23年4~12月の11.6%の営業利益率が、飛び抜けていることがわかります。円安も絡んでいるが、冒頭に上げた無駄なEV投資をしなかったことや、HVの販売が絶好調という経営戦略の勝利がもたらした結果と言えよう。

世界で2位のドイツのVWは、EV一直線組で、先の発売初期の「キャズム」(溝)に落ち込んで、今夏から予定した独北部ウォルフスブルクにある本社工場で、年14万台を販売予定の量産型旗艦モデルEV「ID.3」の生産開始計画を取り止めで、東欧で検討していたEV用電池のセル生産工場の投資も延期されて、現在EVの大きな路線変更を迫られています。

VWは、EV戦略変更で多額の資金が稼働せずに、営業利益率は、昨年12月期にそれまでの8.1%から7%に下がり、24年12月期の営業利益率は、「7~7.5%」と前期よりやや改善すると予測されている程度で、東欧がトヨタ潰しに仕掛けたEV先行の戦略失敗で、トヨタの世界的優位性は更に広がることとなりました。



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