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牛乳の有害説に農林議員の過剰反応 [乳製品]

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先の英医学学会誌で紹介された、牛乳の過剰摂取は身体に効果が薄いとした論文が出た
ことについて、消費者の誤解が排除できないとして、今回も乳業界への悪影響を懸念して、
自民党の農林議員と酪農対策委員会がその反発を強めています。


江藤前農水副大臣は「生産者に迷惑をかける」と語気を強めて、この対応に苦慮しているようです。


この乳製品に対するスウェーデンの調査は、20年と、11年に亘る女性と、男性に対する2種の
調査で、男性は女性に比して、その弊害が少ない結果となっています。


この種の論議は10年ほど前にも、著名な複数の医師の論文でその問題が提示され、その議論
のやり取りが行われましたが、この問題は、それ以前から存在する、長い論争問題です。


その他最近でも、牛乳とヨーグルトやチーズの発酵食品との比較などもあり、それらの事実に
ついての情報は、当然に消費者が知る権利と選択する権利があり、食品の関心が高まって
いる現在、単なる感情論や、利己的解釈は、むしろ逆効果に成ると考えます。


現在市販されている食品や化粧品の中にも、各種の化合物が使われており、その中で生産者
の努力と消費者の選択があるわけで、例えば、生白米と玄米を比べた場合を考えるときの
消費者の選択と同様のものです。


科学や学者の世界でも、従来の証明や論理が後に覆されたものは多くあり、消費者はその時点
での商品の選択を余儀なくされますし、学者側でも、資金や研究の限界の中で、より消費者に
役立つものを提供するかに努力しているわけで、先ずは、冷静にその情報の真偽を正すことが
必要であり、当事者同士の対応が、過大や過敏に敵対すること自体、社会のために成らないこと
と考えます。


欧州では、昔から日本よりも牛乳の摂取も含め乳製品の食文化が進んでいるのですから、それら
をトータル的、合理的に捉えて、庶民の健康を第一として真摯に対処すべき課題と考えます。


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