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石田梅岩「関門心学」の開祖 心の教学 [石田梅岩]

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人の教育には、「知」・「心」・「意」の三基盤を養育する必要があると言われます。
その中の「心」について、日本の心に大きな影響を与えた石田梅岩を知らなくてはなり
ません。

石田梅岩は、京都の山村の、百姓の次男坊で生まれ、京都で丁稚奉公に入り、儒教を
独学で学び、江戸時代の士農工商の身分社会の道徳を、その其々に、「知性・知心」、
[知足・知分」、「忠孝実践」の道徳の生き方を説き、即ち、倫理の道に適って生きる事を
商人や町民に教えました。

商人には、「蓄えた利益」はその人のものではなく、天下の宝である。また、「倹約」は、
知足知分の、足を知りその価値を分かつ、私欲を含まない「無私」の行為を説いています。

これらの教えは当時、町家で講席が開かれ説かれた「教学」であり、人の道を説く「心学
」と呼ばれて、全国に広がりました。

そして、その心の原点は、「神・儒・仏」から学び、宇宙の根源から均しく天与される道理
とは、心の根本の心を尽くして「性」を知る事「尽心知性」で、「人の道」を知る事ができる。
と感得し教学としたのです。

この教えは、人の心には「私案」と言う作為の心があり、その怪物がその人の「素直さ、
善なる本心」を覆い隠して、邪悪な心に導く危険がある。因って、「私案無き心」即ち
「天与の心」に従う事が、人の道である。と教えたのです。

この人の道が、階級制度が崩壊した現代の、日本人の心に受け継がれて、人の心の基盤
として、今も人の心に生きているのです。


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