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冷蔵庫の電源を抜いて「今を生きる」節電越えの暮らし [原子力発電]

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朝日新聞に、「冷蔵庫が導く仏の境地」の見出しに興味を引かれたので拝見した。

その内容は、原発事故後に、エアコンや掃除機、電子レンジなどの様々な電化製品を手放して
神戸に移転した男性が、その後東京に転勤して、まさかのオール電化マンションに入居しました。

と言うのも、神戸の暮らしの延長で、気楽に新しい転居先の「オール電化マンション」に意識
しないままに契約したため、その初月から高額の電気代の洗礼を受けたのです。

神戸での電気代は月千円以下でしたが、いきなり3千円を超えてしまい、節電しようにも、
煮炊き風呂の湯沸かしも全て電気を使う環境となり、その男性のショックは、半世紀の人生で、
「人生の打撃」と言えるものであったと語っています。

そこで男性は、電化に立ち向かう決心をし、最後の電化製品「冷蔵庫」の電源を切ったのです。

冷蔵庫は男性単身者にとって、食品の腐敗はもとより、食品の貯蔵庫として暮らしには欠かす
ことのできないものでしたが、男性はまとめ炊きご飯の日持ちのために「おひつ」を購入し、
経過後で乾いた「干飯」(ほしいい)は、おかゆで食べることにし、必要な食材は、当用買いで
済ませる生活にしたと言う。

この男性の生活には、溜め沖に頭を悩ませることなく、又、明日を考えて貯蔵することもなく、
「今を生きる」ことで、これらの苦しみの根源を断ったことで得られた生き方に、仏陀の心境
を感じていると言います。

このニュースから、原発事故当初騒がれていた電力不足が、事故後も支障のない年月が続き、
電化生活を謳歌する時代の人類に、この生き方は、一つの指針を語ってくれているとも言える
もので、日本の国に「有限の資源」「人の幸せ」を「足るを知る」精神で、今後の長い少子
高齢化時代を迎え、エネルギー減少となる今後の30年に、国の新しい節電化時代の基盤作りの、
転機になって欲しいと感じた次第です。


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