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長生きホルモンと内臓脂肪の働き [メタボリックシンドローム]

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[長生きホルモン]受容体「アディポロン」が発見される。

昨今、内臓脂肪の長生きホルモン又は長寿ホルモンが話題となっていますが、
それは最近の研究が進み、新しい事実が又一つ発見されたことによります。

国民病のメタボ予防から、定期健診での内臓脂肪検査は必須項目となって、
その悪者扱いが国民に浸透し、ダイエットブームを呼ぶところとなっています。

厚生省の調査による内臓脂肪症候群は、壮年者以上の特に50歳以上で急増
するメタボ症該当者は、約1000万人弱と言われ、加えて、その強く疑われる
ものが同人数いると推定されています。

メタボ症の定期健診で、血中脂質、血圧、血糖の内、これらの2つ以上該当
する者がその患者ですが、予備軍は、それらの1つを持つものです。

内臓脂肪が悪玉と言われる理由は、肝臓脂肪からの体に悪い働きをする「悪玉
ホルモン(悪玉サイトカイン)」にあり、この作用で、血圧の上昇、インスリン
の低下、動脈硬化、糖尿病などを促進するためです。

他方、体にいい働きをする「善玉ホルモン(善玉サイトカイン)」は、レプチン
とアディポネクチンがあります。

善玉と言われる理由には、レプチンは脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑える
働きがあり、アディポネクチンにはインスリン作用を促進して、血圧や中性脂肪、
血糖値などを低下、血管壁を修復、動脈硬化の予防・改善などの働きがあるため、
心筋梗塞や脳梗塞など生活習慣病を減少させることにあります。

さて最近の研究で、この「アディポネクチン」は、「長生きホルモン」である
ことが検証され、これを促進する化学物質「受容体」の「アディポロン」が発見
されたのです。

即ち、内臓脂肪の善玉ホルモンであります「アディポネクチン」を増加する
手段が得られたわけで、この「アディポネクチン」が増加しますと、前記の
諸疾病が予防され、「長生き=長寿」となることが解明されました。

内臓脂肪肥満は、内臓脂肪が少ない時は脂肪細胞が小さく、この「アディポ
ネクチン」は小さな脂肪細胞で分泌されまので、肥満が進行した脂肪細胞が
肥大しますと、脂肪細胞の周りの血管を圧縮して、「アディポネクチン」の
分泌量を減少してしまい、その警告として「悪玉ホルモン」の分泌量が増加
して行きます。

この事から、内臓脂肪の量が、「長寿」と「短命」を切り替える作用を果た
すと言えます。

「長生きホルモン」「アディポネクチン」の分泌を促すためには、軽度の
運動を継続して肥満を予防改善し、内臓脂肪を極力減少する必要があるのです。


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