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新薬「アディポロン」は、健康長寿に貢献か!! [最新治療]

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「長生きホルモン」「アディポネクチン」を活性化する「アディポロン」発見のニュース
です。

最近「長生きホルモン」として「アディポネクチン」の話題が高まってきていますが、
これは、東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科の門脇孝教授、山内敏正講師
らの研究グループが、運動の苦手な人や運動ができない人に、ダイエットが苦手の
事など、肥満の土台となるメタボリックシンドロームや2型糖尿病に対して、それを
効果的に治療する内服薬の候補物質「アディポロン」を、マウスを用いた実験により
発見することに成功したと、10月31日付で、科学誌「ネイチャー」電子版に発表し
ました。

同研究チームは過去の研究から、運動不足などから肥満になった人や2型糖尿病の
人が、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモン「アディポネクチン」が低下することを
突き止めていましたが、その原因を特定することができませんでした。

善玉ホルモン「アディポネクチン」は、脂肪細胞から分泌されるホルモンで、この
作用は、インスリン感受性の亢進、動脈硬化の抑制、抗炎症の抑制などがありますが、
脂肪細胞が肥大化すると分泌量が少なくなることから、肥満が引き起こす、インスリン
抵抗性に関わる因子として注目し、同研究チームは、「アディポネクチン」を活性化
する受容体の「ADIPOR」に代わる化合物の開発に乗り出し、それら600万種の中から
マウスを用いた、肥満と2型糖尿病の実験から、この「アディポロン」の効果から、
この化合物を発見したのです。

尚「アディポロン」の受容体は、骨格筋や肝臓などの「AdipoR1」と、肝臓や脂肪細胞
にある「AdipoR2」の2種が存在します。

この受容体「アディポロン」発見で、体内脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」
作用を活性化して、インスリン抵抗性を改善し、血圧や中性脂肪、血糖値などを低下さ
せる働き、更に、傷ついた血管壁を修復する働きから、先ずは、肥満と糖尿病の治療薬
を5年以内に開発して、その後に、動脈硬化からの心筋梗塞や脳梗塞、そして癌やアルツ
ハイマーの「アディポロン」治療薬の開発が期待されています。

この「アディポロン」薬は、「長生きホルモン」の「アディポネクチン」を活性化し
増強することで、身体障害などで十分運動できない人や、肥満でも通常の食事をする人、
血糖値の高い糖尿病患者などに対して、非活動時での夫々の脂肪燃焼効果は、運動した
場合に近い効果が確認されておりますし、加齢で進行する血管障害や臓器劣化の若返り
を図ることで、発症する様々な疾病や、死を伴う重篤な諸疾病を克服して、健康長寿の
実現に繋がるものになると期待されています。


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