新日本国の生存と興国の条件 [メタボリックシンドローム]
日本の平均寿命は、年度毎に上昇を続け、2016年現在で、女性87.05歳、男性は、80.79歳で、男女平均は84歳で世界の74歳と比して断トツであり、世界第一位となっています。
但し、健康寿命を見ますと、男性70.42歳、女性73.62歳で、その男女差は、9.13年と、12.68年で、女性が男性を上回ります。
尚、この健康寿命も、平均寿命との差はある物の世界一なのです。
有難いことに、私もこの健康寿命と平均寿命を過ぎましたが、未だ少しの間は生きていられそうです。
この歳になり益々気がかりのことは、日本の将来です。
戦後、資本主義世界の後進国として、先進国との世界経済格差を技術成長で縮めてきた日本は、今や世界の資本主義経済先進諸国の頂点域で、その経済成長はモノで飽和し、金余りの世界となり、資本主義の物質文明社会の目標は達成した時代にあると言えます。
此れは正に、戦後70余年日本に戦争が無かったことによる賜物です。
さて、日本のこれからのことですが、「失われた30年」と言われるように、日本経済は低迷しつづけ、モノの生産は激減し、消費は低迷し、何とか金の力で日本経済を維持していると言えます。
しかし、日本経済の低迷は、国内外の円の価値を下げて行きますので、国民は、割高なものを海外から買うことになりますので、物価高となり、一般国民の生活は、可成り苦しくなっています。
当然に国民の所得は減少し、国の税収も縮小、増税や社会保障費の削減などが行われ、その上物価高と、年金額の切り下げなどで、生活の質の低下が継続して行なわれています。
この日本の状態は、金を持つ肥満体で健康を害したメタボリック症候群の身体に例えられ、丁度、ダイエットが必須な身体で、以後も合併症を伴って更に悪化すると考えられます。
この日本の悪の経済スパイラルから、日本はどの様に抜け出すことが出来るのでしょうか。
ある学者や評論家は、「今までの資本主義成長は限界で、故に、地産地消経済システムを取り入れるべき」と語ります。
地産地消経済システムとは、一口には、「自給自足地域社会システム」で、これは、現在各自の生活レベルを容認して、現在の日本で持てる諸々の資源環境を活かして、昔に失われた「自給自足地域社会システム」作りの導入を提言しているのです。
即ち、この地産地消経済システムは、「更なる豊かを求めずに、互いの助け合いによる、生活し易い社会を維持するシステム」と言うことが出来ます。
尚具体的には、その経済地域の生産物や新たの生産物を、その地域で消費する社会システムで、これは、再生可能なエネルギーで、国内の需要の多くを賄えるようになり、食糧の自給ができ、安価な自然や身の回りの植物を活用する技術革新の、海洋エネルギー、野菜工場、養殖プラントなどで、多くの生活資源が、地域内で自給自足ができる、経済システムの構築です。
このシステムは、地産地消社会にする要素の、安価な自然や身の回りの植物で代替可能とするものを生産提供し、それを消費し利用することで、豊かな生活が持続できるようになる構想で、加えて、これら日本の技術を世界に持って行くビジネスで、世界の先進国と発展途上国の貧困格差問題も解消するはず。で、世界平和に貢献できると語っています。
但し、健康寿命を見ますと、男性70.42歳、女性73.62歳で、その男女差は、9.13年と、12.68年で、女性が男性を上回ります。
尚、この健康寿命も、平均寿命との差はある物の世界一なのです。
有難いことに、私もこの健康寿命と平均寿命を過ぎましたが、未だ少しの間は生きていられそうです。
この歳になり益々気がかりのことは、日本の将来です。
戦後、資本主義世界の後進国として、先進国との世界経済格差を技術成長で縮めてきた日本は、今や世界の資本主義経済先進諸国の頂点域で、その経済成長はモノで飽和し、金余りの世界となり、資本主義の物質文明社会の目標は達成した時代にあると言えます。
此れは正に、戦後70余年日本に戦争が無かったことによる賜物です。
さて、日本のこれからのことですが、「失われた30年」と言われるように、日本経済は低迷しつづけ、モノの生産は激減し、消費は低迷し、何とか金の力で日本経済を維持していると言えます。
しかし、日本経済の低迷は、国内外の円の価値を下げて行きますので、国民は、割高なものを海外から買うことになりますので、物価高となり、一般国民の生活は、可成り苦しくなっています。
当然に国民の所得は減少し、国の税収も縮小、増税や社会保障費の削減などが行われ、その上物価高と、年金額の切り下げなどで、生活の質の低下が継続して行なわれています。
この日本の状態は、金を持つ肥満体で健康を害したメタボリック症候群の身体に例えられ、丁度、ダイエットが必須な身体で、以後も合併症を伴って更に悪化すると考えられます。
この日本の悪の経済スパイラルから、日本はどの様に抜け出すことが出来るのでしょうか。
ある学者や評論家は、「今までの資本主義成長は限界で、故に、地産地消経済システムを取り入れるべき」と語ります。
地産地消経済システムとは、一口には、「自給自足地域社会システム」で、これは、現在各自の生活レベルを容認して、現在の日本で持てる諸々の資源環境を活かして、昔に失われた「自給自足地域社会システム」作りの導入を提言しているのです。
即ち、この地産地消経済システムは、「更なる豊かを求めずに、互いの助け合いによる、生活し易い社会を維持するシステム」と言うことが出来ます。
尚具体的には、その経済地域の生産物や新たの生産物を、その地域で消費する社会システムで、これは、再生可能なエネルギーで、国内の需要の多くを賄えるようになり、食糧の自給ができ、安価な自然や身の回りの植物を活用する技術革新の、海洋エネルギー、野菜工場、養殖プラントなどで、多くの生活資源が、地域内で自給自足ができる、経済システムの構築です。
このシステムは、地産地消社会にする要素の、安価な自然や身の回りの植物で代替可能とするものを生産提供し、それを消費し利用することで、豊かな生活が持続できるようになる構想で、加えて、これら日本の技術を世界に持って行くビジネスで、世界の先進国と発展途上国の貧困格差問題も解消するはず。で、世界平和に貢献できると語っています。
長生きホルモンと内臓脂肪の働き [メタボリックシンドローム]
[長生きホルモン]受容体「アディポロン」が発見される。
昨今、内臓脂肪の長生きホルモン又は長寿ホルモンが話題となっていますが、
それは最近の研究が進み、新しい事実が又一つ発見されたことによります。
国民病のメタボ予防から、定期健診での内臓脂肪検査は必須項目となって、
その悪者扱いが国民に浸透し、ダイエットブームを呼ぶところとなっています。
厚生省の調査による内臓脂肪症候群は、壮年者以上の特に50歳以上で急増
するメタボ症該当者は、約1000万人弱と言われ、加えて、その強く疑われる
ものが同人数いると推定されています。
メタボ症の定期健診で、血中脂質、血圧、血糖の内、これらの2つ以上該当
する者がその患者ですが、予備軍は、それらの1つを持つものです。
内臓脂肪が悪玉と言われる理由は、肝臓脂肪からの体に悪い働きをする「悪玉
ホルモン(悪玉サイトカイン)」にあり、この作用で、血圧の上昇、インスリン
の低下、動脈硬化、糖尿病などを促進するためです。
他方、体にいい働きをする「善玉ホルモン(善玉サイトカイン)」は、レプチン
とアディポネクチンがあります。
善玉と言われる理由には、レプチンは脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑える
働きがあり、アディポネクチンにはインスリン作用を促進して、血圧や中性脂肪、
血糖値などを低下、血管壁を修復、動脈硬化の予防・改善などの働きがあるため、
心筋梗塞や脳梗塞など生活習慣病を減少させることにあります。
さて最近の研究で、この「アディポネクチン」は、「長生きホルモン」である
ことが検証され、これを促進する化学物質「受容体」の「アディポロン」が発見
されたのです。
即ち、内臓脂肪の善玉ホルモンであります「アディポネクチン」を増加する
手段が得られたわけで、この「アディポネクチン」が増加しますと、前記の
諸疾病が予防され、「長生き=長寿」となることが解明されました。
内臓脂肪肥満は、内臓脂肪が少ない時は脂肪細胞が小さく、この「アディポ
ネクチン」は小さな脂肪細胞で分泌されまので、肥満が進行した脂肪細胞が
肥大しますと、脂肪細胞の周りの血管を圧縮して、「アディポネクチン」の
分泌量を減少してしまい、その警告として「悪玉ホルモン」の分泌量が増加
して行きます。
この事から、内臓脂肪の量が、「長寿」と「短命」を切り替える作用を果た
すと言えます。
「長生きホルモン」「アディポネクチン」の分泌を促すためには、軽度の
運動を継続して肥満を予防改善し、内臓脂肪を極力減少する必要があるのです。
昨今、内臓脂肪の長生きホルモン又は長寿ホルモンが話題となっていますが、
それは最近の研究が進み、新しい事実が又一つ発見されたことによります。
国民病のメタボ予防から、定期健診での内臓脂肪検査は必須項目となって、
その悪者扱いが国民に浸透し、ダイエットブームを呼ぶところとなっています。
厚生省の調査による内臓脂肪症候群は、壮年者以上の特に50歳以上で急増
するメタボ症該当者は、約1000万人弱と言われ、加えて、その強く疑われる
ものが同人数いると推定されています。
メタボ症の定期健診で、血中脂質、血圧、血糖の内、これらの2つ以上該当
する者がその患者ですが、予備軍は、それらの1つを持つものです。
内臓脂肪が悪玉と言われる理由は、肝臓脂肪からの体に悪い働きをする「悪玉
ホルモン(悪玉サイトカイン)」にあり、この作用で、血圧の上昇、インスリン
の低下、動脈硬化、糖尿病などを促進するためです。
他方、体にいい働きをする「善玉ホルモン(善玉サイトカイン)」は、レプチン
とアディポネクチンがあります。
善玉と言われる理由には、レプチンは脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑える
働きがあり、アディポネクチンにはインスリン作用を促進して、血圧や中性脂肪、
血糖値などを低下、血管壁を修復、動脈硬化の予防・改善などの働きがあるため、
心筋梗塞や脳梗塞など生活習慣病を減少させることにあります。
さて最近の研究で、この「アディポネクチン」は、「長生きホルモン」である
ことが検証され、これを促進する化学物質「受容体」の「アディポロン」が発見
されたのです。
即ち、内臓脂肪の善玉ホルモンであります「アディポネクチン」を増加する
手段が得られたわけで、この「アディポネクチン」が増加しますと、前記の
諸疾病が予防され、「長生き=長寿」となることが解明されました。
内臓脂肪肥満は、内臓脂肪が少ない時は脂肪細胞が小さく、この「アディポ
ネクチン」は小さな脂肪細胞で分泌されまので、肥満が進行した脂肪細胞が
肥大しますと、脂肪細胞の周りの血管を圧縮して、「アディポネクチン」の
分泌量を減少してしまい、その警告として「悪玉ホルモン」の分泌量が増加
して行きます。
この事から、内臓脂肪の量が、「長寿」と「短命」を切り替える作用を果た
すと言えます。
「長生きホルモン」「アディポネクチン」の分泌を促すためには、軽度の
運動を継続して肥満を予防改善し、内臓脂肪を極力減少する必要があるのです。