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海上自衛隊は海洋観測用UUV(無人潜水艇) [潜水調査船]

海上自衛隊は2024年2月7日(水)、海洋観測用UUV(無人潜水艇)と遠距離水中音響通信モジュールの供試機材を契約したと発表。装備のイメージも明らかにしました。

海洋観測用UUV(無人潜水艇)のイメージは、大型魚雷の両側部に「ヒレ翼」を持つ後尾推進のグライダー形です。

今回、供試機材を契約した海洋観測用UUVは、水温や塩分、潮流など海洋データを収集する「水温構造等観測用1型・2型」と呼ばれるもの。海上自衛隊によると、「水中グライダー」とも呼ばれていると言います。
 
遠距離水中音響通信モジュールは、海洋観測用UUVの位置を把握したり、艦艇と通信を行う手段として使用します。今後、2025年から性能試験を行う予定になっています。これらの装備は少人数で運用でき、大量の観測データを継続的に収集することが可能な利点があります。

海洋データの収集は、潜水艦を運用する際には不可欠で、観測目的データの効率的収集を行うことが水中空間の諸々の優勢確保につながります。これらから、海洋データを観測するUUVは、武装こそ備えていませんが、その役割は非常に重要な装備となります。

防衛省は、海上自衛隊が配備する海洋観測艦にの全てに、この海洋観測用UUVと遠距離水中音響通信モジュールを装備する方針となります。 (日テレNEWS NNN)



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「しんかい12000」2020年世界最深のマリアナ海溝12000mに挑む今世紀のロマン [潜水調査船]

海洋研究所開発機構(独立行政法人)が、日本有人潜水調査船「しんかい」を、世界最深海の
マリアナ海溝の海底調査に乗出す構想案をまとめたと言うニュースです。

マリアナ海溝は、水深10911mのチャレンジャー海淵(かいえん)と呼ばれる海淵部で、従来の
「しんかい6500」が6500mに到着して、それより深部の海溝を、「プロファイリングランダー」を
用いて、深海に生息する体長20cmの超大型ヨコエビその採集や他の生物の生態を観測して
います。

今回の計画は、その最深部を有人潜水調査船「しんかい12000」で調査しようとするもので、
この水深圧に耐える深海艇で、その操縦室は、直径2m程の厚さ5~10cmの球形の強化ガラス
を用いるなど、その視認性を大幅に向上させるものとなっています。

その艇内では、6人の乗組員が最長で2日間潜航できる空間と、トイレなどを備える計画です。

世界の有人潜水調査船では、フランスとロシアの6000m、中国の7000mがあります。

日本の潜水船は、「しんかい6500」が完成から25年を過ぎて、今回次世代の「しんかい12000」
の開発となります。

「しんかい12000」は、日本と世界のロマンであり、2020年を目指して、世界最深のマリアナ
海溝12000mに挑む勇姿が待たれます。



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