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イラン議会 犬を飼えば鞭打ち74回の刑 [動物保護団体]

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イスラム教は、犬や動物は不浄と見做していることから、イラン議会で多数を占める保守党が、
犬を自宅で飼ったり、公共の場での犬の散歩を禁ずる法案を議会に提出しました。


これの法案が可決されますと、その違反者には、鞭打ちの刑74回、又は、罰金4万3000円
~43万円が科せられます。

イスラム教では、犬やサルなどの動物を公共の場で散歩させることは、女性や子供やその他の
人の迷惑となるばかりではなく、衛生環境の悪化を招き、他者の平安を乱すなどで、イスラム
文化を損なうものであるとしています。


現状は、犬を飼う家庭は、富裕層が多く、公共の場での犬の散歩は、「道徳警察」が監視して、
飼い主に警告や没収をしています。


この法案が可決された後の犬の処理は、没収又は動物園や荒野、森林に放つと定めています。

日本の五代将軍、徳川綱吉の、お犬様騒動となった「生類憐みの令」とは、動物保護団体の
考えとは真反対の制度で、宗教的同根のキリスト教とイスラム教との教義の違いが際立った
ひとつと言えます。


また何故か「猫」は除外視されているのも理解できませんが。


更に、イランのタカ派は、世界各国からの通信上で流れる「ペット画像」を、欧米文化の国際的
非イスラムへのプロパガンダ「侵略広報行為」であるとして、非難しています。


ただ、今回の「犬を飼うと刑罰」とする提案は、3年前にも提出されていますが、その時には、
より重要な法案の審議があるとして、議会で否決されていますので、その行方にその関心が
寄せられています。


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