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鮮魚鮮度生成機 隠岐の島振興協開発 [消費]

現在活魚の最新の運送方法は、輸送中のストレスで活魚が弱るのを防ぐため、炭酸水を使用したCool便で活魚を眠らせてで行われていますが、それでも海水の雑菌などにより、鮮度の持ちは短日が実情です。そのため、少しでも長い活魚の鮮度が望まれていましたが、今回、
隠岐の島振興協が、海水のナノ泡が雑菌を吸着して、鮮魚の鮮度を保つ「ナノ泡生成機を開発し、この問題を解消しました。

活魚を腐らせる「主犯」は付着した雑菌なので、それを泡の力で取り除く機器を、島根県・隠岐の特産品販売などを手がける「隠岐の島振興協会」(隠岐の島町)が、愛知県東海市の自動車部品メーカー「ミヤゼット」の協力を得て開発したのです。

この機器を使えば、魚の鮮度をより長く保つことができ、輸送に時間がかかる離島のハンディを克服できるといいます。

振興協会によると、機器名は「鮮魚用バブルジェネレータ」(微泡生成機)。ナノレベル(100万分の1ミリ単位)の微細な泡を作り出す筒状で、形状は長さ15センチ程、片手で持てるぐらい軽い器具で、丁度、自転車の電動空気入れのような生成機です。

海水と魚を入れた水槽やクーラーボックスに投入して使う。作動させると海水に微泡が混じり、この微泡が魚に付いた雑菌などを吸着するので、鮮度を保てる日数がトビウオ(内臓付き)で4倍、イシダイ(同)でも3倍延びるとしています。

振興協会から提供されたこの「鮮魚用バブルジェネレータ」を今春から使っている島根県海士町御波の漁師吉川岳(たかし)さん(46)は、素潜りでイシダイやクエ、キジハタを取り、東京、大阪などの飲食店に売っていますが、「魚のぬめりがとれ、臭いがしない。長持ちするので店が高く買ってくれる」と、その効果を高く評価しています。



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食品1月10日分の無駄使い [消費]

現在でもアフリカなどゴミ箱をあさり食を得ている地帯があることを思うとき、モノ余りを横臥する日本の食の無駄遣いが、罪悪感として映ります。

近年の外食産業の発展などや、使い捨て文化の浸透など、日本は「節約、節制」の「もったいない」文化から、経済発展を目指して、開放的「使い捨て消費文化」が促進されてきました。

消費と破棄された膨大なゴミ処理は、ゴミ処理場や海外処理などの問題となっています。

さて、これらのごみ処理で、食の破棄について、環境省が今年3月各自治体に対しての調査が出ていますが、37自治体の調査では、1年あたりのこれら食品ゴミの発生が、開封などされないなどそのまま使える食品破棄が、12.1%、食べることが出来る食材の破棄が10.7%、食べ残しの破棄が11.8%と、これら合計で約34%強となっていることが報告されています。

「食品ロス」では、野菜類、肉類、魚介類、パン類、ご飯の順で、この内「食説破棄」が半分を占めるとされます。

日本の海外食品の輸入は、年間5300トンですので、この対比では、家庭系が300トン強と、事業系が330トンが無駄に放棄されている大きな社会問題であり、食料の自給率39%の日本での真刻な課題なのです。

国連の飢餓に苦しむ人に対する食料支援は、年間320トンですので、その大きさが推定できると思います。



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ミレニアルズ(Millennials)米国20代の消費スタイル(3) [消費]

第5のキーワードは、「独自の好み」です。
10年後はミレニアルズが米国の消費の主役となることを踏まえ、この世代をどう取り込むかで
企業は試行錯誤の状態で、小売りやサービス業界に大きな課題となっています。

第6のキーワードは、「企業の思考錯誤」です。
米ホテル業界は、今後の受注形態は「個人のスマートフォンが鍵になる」として、簡単にチェッ
クインできる、次世代型サービスを相次ぎ打ち出しています。

又、ホテル業界は、新サービスの「エアビーアンドビー」が、個人の自宅の空き部屋をホテルの
ように貸し出し「共有」するサービスで急成長しており、この新競合に危機感を募らせている
と言います。

飲料業界の大手コカ・コーラは、健康上から炭酸飲料離れに対応して昨年より、約250の
代表的なファーストネーム入りの特別な缶を発売して、若者にその商品をアピールしていますし、
スポーツ用品のナイキは、若者に向けたソーシャルメディアによるブランド戦略が成功し、
「健康的で、おしゃれ」という評価を得て、業績好調が続いています。

飲食では、メキシコ料理のチェーンの、チポトレ・メキシカン・グリルは、やや高めの価格な
がら、地場の食材を使うのが人気で、店内は若い客で賑わっていますし、高級食材を扱うスー
パー、ホールフーズ・マーケットも人気が高く、これらは、多少価格が高くてもモノがよけれ
ば買うというミレニアルズの消費スタイルだと言います。

これらの消費市場の変化から、経営アナリストたちは、「ミレニアルズへの浸透度」を、新し
い企業業績予測の物差しに取り込むことを考え始めています。

ボストンカレッジのステバン・アダム・ブラゼル准教授は、「ミレニアルズは商品の評判に
ついて、ソーシャルメディアを通じ世の中や企業に発信する最初の世代で、独自の消費スタイ
ルを生み出すことで、その存在感は増すばかりだ」と話しています。

「ミレニアルズ」は、「個人の堅実で実利的価値感が、世界の産業市場を変える」原動力と
なる時代を感じさせます。