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食材の関係を知って、高血圧症を防ぐ。 [血圧]

タンパク質と抗酸化物質が豊富な食事をとり、NO産生を増やします。

24/01/21 NOの産生を増やすためには、食事も重要です。NOは、L-アルギニンというアミノ酸から作られ、同じくアミノ酸のL-シトルリンも密接に関連していることが分かっています。
それは、血管内皮でNO合成酵素のNOSが作用し、アルギニンがシトルリンに変換される過程でNOが作られる。シトルリンはある程度の量が蓄積されると再びアルギニンに変換され、この循環を繰り返して、適切にその量を制御されます。

アミノ酸はタンパク質の構成要素です。タンパク質が豊富な食品をとることが重要で、L-アルギニンが含有される食品として、赤肉、鮭、鶏肉、豆、大豆、ナッツがあります。

また抗酸化物質はNOを保護することが分かっています。抗酸化作用として働く栄養素は、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどが豊富な緑黄色野菜と、タンパク質が豊富な食品と同様に、意識して摂取することをお薦めします。

さらに葉酸とαリポ酸もNOを増やすことに役立ちます。タンパク質、抗酸化物質、葉酸やαリポ酸は、食品から十分な量がとれない時は、サプリメントなどをうまく活用しながら補うことも大切です。

暑さ寒さの厳しい時期は、家の中に閉じこもりがちになりますが、動かないでじっとしていると血管の老化が増加しますので、家でもできることから始めて、NO産生を増やし、強くしなやかな血管を保って、より十分な身体を作って行きましょう。



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若さの救世主NOを知り高血圧を防ごう。!! [血圧]

血管は加齢とともに硬くなり、しなやかさを失っていき、これが血圧が高くする主要原因となります。
血管の硬さを防ぐ救世主にNO(Nエヌオー)(一酸化窒素)があります。
NOとは、窒素(N)と酸素(O)が結合した窒素酸化物で、古くから大気汚染の原因物質として知られる、印象の悪い物質ですが、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部薬理学教授のルイス・J・イグナロ博士らの研究で、NOは血管の筋肉をゆるめて血管を拡張する物質であること、そして、体内でさまざまな生理機能を担っていることが分かったのです。(ルイス博士らは、1998年にこの研究でノーベル医学・生理学賞を受賞しました。)

血管は外膜、中膜、内膜の3つの層で構成されており、中膜は平滑筋という筋肉でできているため、他の筋肉と同じように加齢ととともに硬くなっていきます。そこで、血管の老化を食い止めることが重要となりますが、血管は腹筋や背筋などどの骨格筋と違い、マッサージやストレッチで伸ばして鍛えることが困難です。 そこで、血管老化の鍵となるのが、「NO」です。

NOの材料となるのはアルギニンという必須アミノ酸。成長ホルモンの分泌や筋肉増強、男性機能の改善など主に「活力」に関わる大事なアミノ酸だ。アルギニンは酸素と反応し、そこに合成酵素が作用することでシトルリンというアミノ酸に変換される。このプロセスで作られるのがNOだ。

NOが作られるのは血管の一番内側の内膜の内皮細胞。ここから細胞膜を自在に通り抜けて血管中膜の平滑筋に作用する。細胞内シグナル伝達を介して平滑筋を弛緩させ、血管を拡張させるのだ。

NOは、筋肉を硬直させることで一度血流を悪くしてから一気にゆるめると、血流が加速されてNOの分泌が増えることが判明しましたので、そのため、ストレッチを行う時には、キツイと感じる体勢で10秒ほどキープし、その後ゆるめるという動きが効果的です。また、激しいストレッチでなくても、手のひらを合わせて力を入れて押し合って急に緩める、お腹や脚に力を入れてふっと緩めるなどでも、1日に数回行うことでNO産生を増加することができます。力を入れる時間は5秒くらいから始めて徐々に長くしていきましょう。

研究によると、座っている時間が長いほど死亡リスクが上昇することがわかっています(

歩く時間のない方や、足腰が痛くて歩くのがつらい方には、より手軽にできる方法もあります。平らな床でデスクなどつかまるところがある安全な場所で、膝を曲げずにかかとを上げて、つま先立ちになります。かかとを下ろしたら、今度はつま先の方を上げてかかとで立つ、これを2分程度繰り返します。これを1日3回ほど(朝・昼・夜)行うと効果的です。家事や仕事の間などでも簡単にできますので是非実践してみてください。



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「コレステロール値の嘘」に関わる7つの疑問 [血圧]

メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者の中部大学の武田教授が、病院や製薬会社の利権に拘る「健康に関わる7つの嘘」を上げ、社会に警鐘を鳴らしています。

その根源は、「コレステロール値の嘘」に関わることですが、厚生省とテレビなどが、20年ほど前から生活習慣病の予防と改善に、肥満とコレステロールの関係で、コレステロールの諸悪説を展開して、国民にその摂取制限を呼び掛けてきましたが、この2年前に、厚生省は、「コレステロールは食事に関係ない」ことを発表しましたが、コレステロール神話は今なお庶民の中に根強く残っています。

それは、「コレステロール値」が、今や、1/3人が入院する国民病となった「七大生活習慣病」の、がん、心疾患、脳血管疾患の「三大疾病」と、高血圧性疾患、糖尿病、肝疾患、腎疾患の「四大生活習慣病」の全てに絡み、病院と製薬会社の経済的利権に関わる多大な収入源となっているからです。

さて、武田教授が挙げる「健康に関わる7つの疑問」は次のものです。
1.医師は個々の「正常な血圧値」が分からないままに、血圧の基準値130以上を患者として、一律に降圧剤が処方されること。
2.「正常な血圧値」が分からない治療で、昇圧や高圧薬の処方は、何方も危険が伴う。
3.血圧に食塩の摂り過ぎが言われますが、食塩が血圧に関係する人は、1/5人で、減塩が血圧を下げる錯覚がある。
4.従来「悪玉コレステロール」と言われたものは、がんや認知症に関係する「必須コレステロール」であることです。
5.「コレステロール値」を高めると言われた、動物脂や卵の摂取は、無関係であることです。
6.動物油は必要であり植物油の多用は危険であり、この比率は2:1程度が目安となります。
7.ビールや牛肉が痛風に悪いとされているが、摂り過ぎなければ関係はありません。

以上を武田教授の指摘するところですが、高齢化社会とは言え、益々増加の疾病自体を捉えますと、高い完治率が見えてず、見えるのは、今の医療界と製薬界(政界?)の癒着ともいえる現状です。



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家庭の医学[血圧] 何度も変わる「血圧の基準」 [血圧]

近年、従来「悪」扱いのコレステロールが、突然「必須」に変わりました。

これについて、中部大学の武田邦彦教授は、2014年まで幅を利かせていた血圧の
非科学的な概念を、「オレオレ詐欺のようなもの」と批判するとともに、どうして
年齢を重ねると血圧が上がるのかを『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない
真実」』の中で、その非科学的な概念が幅を利かせていた「血圧の基準」について、
解説しています。

かつての血圧の基準は「年齢+90」だったものが、あるときに「年齢に関係なく160」
になり、それが徐々に下げられて、2014年の夏まで130、至適なのは120と異常に低い
値になった。そして「血圧は低いほどよい。個人差、年齢差はない」とする、完全に
非科学的な概念が長い間、血圧という健康の指標で最も大切なものに幅をきかせていた。

もともと20歳の健康な人でも、血圧が100ぐらいから140程度まで幅がある。100の人
が正常で、140の人が高血圧病ということはなく、それは「個性」だ。

背の高さが160センチの人もいれば180センチの人もいるようなもので、全員が同じ
背の高さ、同じ血圧でないと「健康ではない」ということではない。

また年齢が高くなると血圧が上がるが、これは「血管壁が硬くなる」からだ。
若い頃は、血管の流れは柔軟でもっとも血液を送るのに都合が良いようになっている
けれど、年齢を重ねると血管壁が硬くなり、血液の流れがスムースでは無くなる。

いっぽう、血流は命の源だから、心臓は少し無理をして血液を送る。それも無理矢理
ではなく、「やや血圧を上げよう。あまりあげると血管が破裂するし、あまり血圧を
下げると血が行き渡らないから、このぐらいにしておこう」と考えて、(自動的に調整
して)血圧を心臓が決めている。

つまり、心臓はよくよく考え、自分の体をベストな状態に保つために努力している。
それは体温でもコレステロールの量でも、痛風の引き金になる尿酸値でも、すべて
「体が適正にコントロールしている」のだ。

だから、数式が「年齢+90」で正しいかどうかは不明で、少し補正が必要と思うけ
れど、年齢によって血圧が上がる方が「良い」のは間違いない。もし人間の体が年齢
とともに変化してはいけなければ、年齢とともに筋肉増強剤を使わなければならない
し、骨の柔軟剤、内臓強化剤、シワができたら皮膚の移植などが必要となる。

そんなバカな基準を長い間使っていたのだから、その罪は重い。

このように武田邦彦教授は批評しています。

当然に、人の血圧は加齢とともに変化しますので、服薬の是非を含め、自分の血圧の
管理は、日々の計測から「自己の血圧基準」を設定して管理する必要があるのです。



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