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積極的平和主義とその国家への正しい道 [平和憲法の歴史的危機]

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人類の有史以来、人類は自己の平和と領土の平和を望んできましたが、
それらの普遍的平和とは、一体どの様なものなのでしょうか。

人類の共有と共存の世界で、平和概念を検討する際、普遍的性格の
理論化は、無視できないもので、この「普遍的平和」を考えるとき、
自分個人と自分が置かれている社会環境や自己の生存基盤の領土に
ついて考えてみる必要があります。

即ち、自分の平和は個人的な概念でありますので、その平和の普遍性は、
自分の生存や生活環境の安定や安心が、間接的、客観的、長期的に影響を
受ける社会環境を意味します。

また、この平和を目指す概念は、専門的には、消極的平和と積極的平和
との二つに大別されると言われ、日本政府は、積極的平和主義に、改憲と
集団的自衛権を持ち出しますので、国民には、平和国日本の具体的姿が
益々分かりづらくなっています。

ここではそのこの平和主義の二つ概念を簡単に説明します。

消極的平和主義とは、戦争が無い状態を意味しますし、他方、積極的
平和主義は、覇権国家によるグローバルな平和世界を意味します。

この二つの思想は、両極の平和の姿を希求するものですが、現世界では、
共に、主権国民国家の、「軍事力と領土と国民」の3要素を中核にした
主権概念で組み立てられるので、「武力を削ぐ」か「武力を持つ」かで、
その到達する平和概念が異なります。

日本の積極的平和主義の中核は、その後者に含まれますので、武力に
よる覇権主義に賛同するものです。

人類の主権争いの歴史は、主権国民国家の主権性と覇権の拡大に向かい、
戦争の勝利を合法的な問題解決の手段とし、また、その平和維持には、
国益の中心的価値に、同盟による勢力均衡政策による安全保障を据えた
護国の歴史が、根強く残存しています。(つづくその2)



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