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本能性振戦(ふるえ)の治療に朗報「MRgFUS(経頭蓋集束超音波治療器)」 [最新治療]

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「本能性振戦」と言う病は、日常あまり耳にしない病ですが、国内には500万人の
方が、日々苦しい生活を送っていると言われます。

そもそもこの病は、通常寒い時に身体に震え(生理的振戦)が来るように、手の震え
や頭の震えが、生涯継続する病で、コップや茶碗で飲み物を飲むときは、その震え
で飲むことのできませんし、勿論書くこともできない病で、とても辛い病です。

震えの原因の代表的なものに、この本能性振戦、パーキンソン病、甲状腺機能充進症、
アルコール依存症がありますが、この中でも、本能性振戦とパーキンソン病が多数を
占めますが、その違いは、パーキンソン病は、手と足のみの、筋肉の固縮、緩やかな
震え、歩行障害などと軽度の障害がでますが、本能性振戦は、手、頭、声に現れ、
その震えは速く強いもので、日常生活を不能にするもので、未だその原因はつかめて
いません。

その多くは、40歳を過ぎて現れ、16~20人に1人と言われる要注意の病です。

重い本能性振戦には、当然治療が必須となりますが、緊張などの神経性が原因の
場合は、投薬、手術では改善しないものが多いのが現状です。

パーキンソン病振戦の最新治療法には、鍼灸治療や脳透穴針療法が効果を実証して
いますが、重い本能性振戦の治療は、頭部深部での手術は、難しい状態でした。

そこで、最新治療の臨床治療で注目されていますのが、「MRI (磁気共鳴画像装置) 」
と「超音波を使った治療機器」とを組み合わせた、「MRgFUS(経頭蓋集束超音波治
療器)」です。

この装置は、頭蓋骨外部から、その患部にピンポイントで、温度計測機能を使い、
超音波を集束照射して、その部位を「熱焼灼」する治療器です。

この治療は「本能性振戦低侵治療」と呼ばれ、概ね3~5時間を要しますが、患者の
肉体的負担も軽く、回復も早いことで、現在その臨床試験では、高い治療効果が
確認されています。

臨床試験の順調性から、近い将来、この「本能性振戦低侵治療」が身近なものに
成ると思われます。



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