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珈琲(コーヒー)は、糖尿病を予防する ?? [健康長寿]

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珈琲(コーヒー)は、日本人の食生活に欠かせない嗜好品ですが、コーヒーの飲み過ぎは睡眠障害や不安感に繋がり、ストレスとなりますので、身体に良くないと言われています。

日本人の一年間のコーヒーの消費量は、1人当たり3.59kgと報告されており、EU(5.25kg)、米国(4.99kg)よりもやや少ない消費量となっています。

因みに、健康な成人では、一般的には1日あたり400 mg以下(コーヒー4~5杯、紅茶では7~8杯ほど)の摂取量であれば副作用のリスクは低いとされています。

2018年の研究によると、遺伝(体質)がカフェインの代謝に影響を及ぼしていることが、コーヒーの血糖コントロールへの影響の違いを生み出している可能性があるとのことです。

カフェインのいつくかの研究によりますと、緑茶とコーヒーを飲む習慣は、どちらにも2型糖尿病の発症を抑制することが報告されています。

のことですが、必ずしもその通りではないとされ、糖尿病を患っている方が、コーヒーを飲む場合には、コーヒーに砂糖やミルクを入れると血糖コントロールを悪化させる可能性があるため、できるだけ、ブラックコーヒーの形で飲むことが、専門医の勧めです。

31年の間コーヒー豆を焙煎して販売することを生業にしている珈琲焙煎店は、
コーヒーを飲むときは食後などの血糖値が高い時をお勧めします。
カフェインを活かそうとする体の活動エネルギーが糖だからです。
空きっ腹時にブラックで飲むのはお勧めしません。
コーヒーは、砂糖を入れるか、黒糖をかじりながら飲みます。
(ぶどう糖液糖果糖(HFCS)や甘味料はNG!)
これは肉などのたんぱく質を摂る時には、必ずご飯などの糖質を摂るのと同じ理由となります。

日本の最新の疫学的調査では、潰瘍性大腸炎と食事との関係を調べた論文が報告されています
(Coffee and caffeine intake reduces risk of ulcerative colitis: a case?control study in Japan.Journal of gastroenterology and hepatology. 2023 Dec 10; doi: 10.1111/jgh.16439.)。
この調査対象は、潰瘍性大腸炎の症例群として384人、対照群(潰瘍性大腸炎ではない人)として665人。

その結果、コーヒーと炭酸飲料の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが減少しており、カフェインの総摂取量が多いほど、潰瘍性大腸炎リスク低下が認められています。

一方のカフェインレスコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶の摂取量と潰瘍性大腸炎リスクとの関連は認められませんでした。

さて、専門家の説にも上記のデメリットとメリットの2面が有り、混乱する処ですが、判断の基軸は、あくまで飲み過ぎずに、適量内で摂飲することで、メリットとなります。


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