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卵の「カラザ」と赤身と白身との栄養は ?? [料理]

卵の「カラザ」とは、卵を割ったときに卵白に混じって見られる、 白いひも状の筋です。
白よりも白みが強く、箸でつまみ出せるくらいはっきりと卵白と分離しています。

殻の中が卵白で満たされ、その中央に卵黄がありますが、カラザは、卵黄を卵殻の中心に繋いで置くことで、卵黄があっちこっち動き回り、下手すると破損しますが、これを防ぐ役割を持っています。

卵を食する時、カラザはたまごを溶いてもきれいに混ざらないため、たまご料理を作ったときに食感が残ることや、生で食べるときにはどぅるんっとして嫌な方も多いので、多くはカラザを取り出し破棄していますが、カラザは食べても問題ありません。むしろ、シアル酸という免疫力向上効果などをもった成分が含まれるので、一緒に食するべきでしょう。

このシアル酸は、免疫力を向上させる効果の他にも、美肌効果、さらに育毛効果もあり、母乳にも含まれる成分ですが、カラザに含まれる少量のシアル酸を摂取したところで劇的に効果が得られるわけではありませんが、わざわざ手間をかけてシアル酸を含むカラザを取り除く必要はないでしょう。

シアル酸は母乳に150mg含まれますが、カラザには1000mgも含まれていますし、また、カラザだけじゃなくてたまご自体にもシアル酸は含まれてますので、卵を食べること自体は良質の栄養となります。

大きく分けると白・赤(茶)・ピンクがありますが、茶色のたまごでも色が薄かったり濃かったり、いろんな色があります。

鶏卵の色は、親鶏の種類によって産まれるたまごの色は異なります。親鶏は大きく分けると白い羽の鶏と茶色い羽の鶏がいます。

白い羽の鶏は白い卵を産み、茶色い羽の鶏は茶色い卵(赤玉)を産むのが一般的です。
茶色い羽のニワトリは、プロトポルフィリンという色素を分泌することによって、赤っぽい卵を産みますが、白い羽のニワトリには、こちらの色素が存在しないため、白い卵をそのまま産むという仕組みです。また、赤い卵を産む鶏の場合、年齢を重ねる程、ピンクに近い薄い色の卵を産む傾向にあります。

尚、明るい場所で生活する時間が多い鶏は、薄い色(明るい色)のたまごを産み、暗い場所で生活する時間が多い鶏は、濃い色(暗い色)のたまごを産みます。

白玉と赤玉、なんとなく見た目的には赤玉の方が栄養価が高い感じがありますが、実は、白玉も赤玉も栄養価は全く変わりはありません。

市販の赤い卵の値段が高い理由の1つは、この種は、卵を産むニワトリが大食いであり、エサ代がかかりやすい分、値段を高くして回収しなければいけないからです。

然し販売面では、人間は赤みのある色の濃いものの味の印象が、8割ほどの人が「おいしそう」「栄養がありそう」と見た目で感じる傾向があり、消費者に選んでもらうためには、卵の色はとても重要な要素となっているのです。



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料理の味は「さしすせそ」料理法で美味しくなる [料理]

「さしすせそ」料理法とは? 管理栄養士永吉みねこの料理法
料理における「さしすせそ」は基本的な調味料の5種を指しております。

さは砂糖、しは塩、すはお酢、せは醤油、そは味噌のことです。そして、「さしすせそ」つまり、砂糖、塩、酢、醤油、味噌の順番で加えで料理をしますと、素人でも料理が美味しく出来上がります。

何故「さしすせそ」の順で調味料を入れると料理が美味しくなるのか?

この順番で調味料を入れると料理が美味しくなる理由は2つあります。
1つは、調味料の浸透のしやすさです。砂糖は塩よりも粒子が大きく味が染み込むのに時間がかかるので、特に煮物を作る場合、先に砂糖を入れることで味が均等に染みて美味しく仕上がります。

2つ目の理由は香りの飛びやすさです。酢や醤油、味噌は香りが命なので、なるべく加熱しない方が香りが残り風味が引き立って美味しい料理ができます。そのため、最後の方に入れるとよいとされているのです。

「さしすせそ」の順は厳密に守る必要はあるのか?
基本はレシピに記載の順番通りでOKで、確かに調味料を、さしすせその順番通りに入れると美味しくはなりますが、これら5種の全てを使う料理は限られるでしょう。そのため、さしすせそは順番を守るためのものというよりかは、より美味しく作る料理の考え方の一つとして考えれて下されば良いでしょう。

例えば煮物でも一気に調味料を入れるレシピも多いですし、炒め物や和え物なども基本は殆どが同時に調味料を入れると思いますので、この様な場合は、そのレシピに記載の順番を優先して考えましょう。

更に、「さしすせそ」法を応用すると料理はもっと美味しくなります!
さしすせそ法は順番を守ることは基本ですが、その考え方を応用取り入れるとより料理が美味しくなります。 例えば、炒飯などでは炒めた後に、醤油の香りを引き立たせるために、ひと回し追加で、最後の方に入れる考え方は、その応用とも言えるでしょう。又、味噌汁をグラグラ煮立たせない方が美味しいというのも、味噌の香りを大切にする考え方からくるものです。

この様に「さしすせそ」の考え方を取り入れて、美味しい料理を作ろう。
即ち、さしすせその考え方は、調味料を入れる順番に固執するのではなく、料理をより美味しく仕上げるコツとしてとらえることです。ちょっとした工夫を取り入れて、より美味しいお料理にぜひチャレンジしてみてください。



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