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安倍政権予定の勝利と希望の党は敗北 [選挙]

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阿部首相の衆議院解散を受け、日本全国が選挙モードに変わり、政権がどう変わるかが問われました。

この解散は、安倍政権の延命を狙ったこの抜き打ち奇襲解散で、分散野党は圧倒的不利の中での選挙となり、その対応の戦略も無いままに大敗しました。

衆院選の前までは、都知事の小池人気が高まっていて、直前に「希望の党」の設立で、対自民公明の政権と対峙できるのではとの期待がありましたが、にわか作りの戦略と組織力の弱さと一時的人気の高まりによるおごりと選挙への気負いで民進党との共闘とならず、党首も立たずに安倍1強政治の受け皿とならないことが国民のイメージを下げてしまい、その戦略ミスが命取りとなり大敗となりまた。

このミスで、「希望の党」の結党メンバーで小池百合子氏の側近でもあった若瀬勝氏が小選挙区と比例でも落選する大きな誤算も生じてしまいましたし、希望の党が、国民の希望として考えていた「ベーシックインカム」国政の改革案も民衆には届かぬものでした。

首相の抜き打ち衆院解散は「小池新党」への警戒もあって行われたもので、首相は、その政権獲得に、233/465議席のもくろみ臨みましたが、野党第1党が予想された「希望の党」と、民主党の合体分裂で対抗馬が消滅し、自民党は逆に大きな漁夫の利を占め、躍進となりました。

選挙前自民党は、290議席、公明党35議席で、計325議席から、自民党284議席、公明党29議席、計313議席と、憲法改正発議310議席を確保の圧勝でした。

これ等からも俯瞰して分かることは、今回の選挙は、目先の国民の不安の、北朝鮮問題、消費税、教育の無償化、経済回復と表面的課題を並び立て、その危機の解決には、マニフェストの憲法問題は伏して、強く安定した政権維持が必要性を訴えたもので、日本国民が期待する将来像のイメージが見えない選挙戦でした。

この様な玉虫の政党と政策では国民は選択肢を絞れず、投票義務の選挙を強いらた結果となり、与党の数だけの大勝となったと考えます。

ただ、一部国民の理性が「立憲民主党」を選択したとことと、共産党が身を削り二大政党の基盤づくりに奮闘した姿は、政治の救いと言えます。


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