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日本初 レアアース権益獲得で 脱中国依存 (FNNプライムオンライン) [レアアース(希土類)]

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日常社会生活の中で、レアアースはEVだけでなく、ディスプレイやオーディオ製品、カメラ、電池、電球、医療機器、レーザー機器など幅広い製品に活用されている欠くことのできない貴重な素材です。

世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、世界でレアアースの生産量が多い国1位は中国で、日本は、この92%を中国からの輸入に依存しています。

レアアースとは、31鉱種あるレアメタルの一種で、17種類の元素(希土類)の総称です。

その中でレアアースの生産量が多い国のランキングをご紹介します。
1位は中国で、2位のアメリカとは約5倍、10位のブラジルとは660倍の差がありますので、断トツの1位です。

現在の日本は中国とは政治的に難しい関係にあり、レアアースの輸入先中国からの輸入できない状況に陥ると、また、価格高騰が起きると、今と同じような生活水準は保てなくなる可能性もあります。

この緊迫の事態で、今回レアアースの重希土類の一種であるジスプロシウムとテルビウムの権益を総合商社の双日が、JOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)と共同で、オーストラリアのレアアース大手・ライナスにおよそ180億円を出資して、日本として初めてその利権を獲得したと発表がありました。

ジスプロシウムやテルビウムは、電気自動車や風力発電のモーターに使われる磁石に必要な原料で、これらを中国に依存する日本は、経済安全保障の観点から長期的な安定供給を得るために、重要な供給網を拡充したと言えます。

世界でレアアースの生産量が多い国トップ10は以下の通りです。

ランキング 国名 生産量(トン)
1位 中国 132,000
2位 アメリカ 28,000
3位 ミャンマー 25,000
4位 オーストラリア 20,000
5位 マダガスカル 4,000
6位 インド 2,900
7位 ロシア 2,700
8位 タイ 1,900
9位 ベトナム 1,300
10位 ブラジル 710


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