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お墓やお葬式をあなたならどうしますか? [葬儀]

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昨夜真相ニュースの「お墓やお葬式をあなたならどうしますか」が目にとまり、
昨今の状況とこの分野の識者や専門家はどのような話をするか、仏教信徒として
興味があり視聴しました。

招かれた専門家の1人は、葬儀ビジネス研究所の方、他の1人は、宗教家であり
葬儀評論家でした。

お話の内容は、最近の葬式のキーワードは「家族葬」、そして、火葬だけの「直葬」
が増えてきていると言うことですが、評論家は葬式はしないの「O葬」を述べて
いました。

葬儀費用は全国平均で、188.9万円(内、式典122.2万、お供養33.9万、僧謝礼
44.6万)でした。

その背景は、葬儀費用から、親族のみで落ち着きのある葬式で、家族の絆が薄い
こと、親族や家族が少ないこと、死人(びと)に葬式の意味が無いこと、などがあげ
られて、そこで「葬式は誰のためのものか」で、「本人」のためか、「死びと」を
送る側のためのものか、が問われましたが、その方を送る側に、その重きがあるの
ではないか、と話がありました。
お墓については、やはり前記と同様の背景から、子供や遺族が、先祖の墓守を
避ける人たちも増えていて、無縁墓地に納骨される件数も増加していると言います。

この番組の要旨は、葬式は残された方の死びとを送る儀式で、面々と継承されてきた
葬儀の式典文化であること、また、評論家は、「死んだら物」の考え方から、
「O葬」で良いと話しています。

私は、日本の識者や宗教家と称する人もここまでなのか。の感をぬぐえません。

この番組の中身は、経済性や面倒さ、迷惑などの回避が前面となり、「人の命」
の尊さは、「死びと」には無いとしての論議で、宗教的な深みが論議されず、正に、
「末法」と言われる無宗教現代の「葬式ビジネス」と「自己都合主義」の世情が語ら
れたものでした。

宗教評論家の生物学の「唯物論的命」と仏教の「輪廻の命(仏性)」にも触れません
でしたし、「仏」にも「成仏」にも、葬式の「現世と来世」の意義にも触れません
でした。これでは、唯のお別れ会であり、「成仏への葬儀」ではありません。

そこであなたにお尋ねします。

「貴方は何処から来て」「貴方は誰ですか」「何処に向かうのでしょうか」
人は死んだら無条件で、「成仏しますか」、そもそも「仏」とはなんですか。

人は有史以来、何億年もの間、多くの賢者や学者がこの答えを探し求め築き上げた、
その哲学英知の集大成、即ちその「解」が「宗教」です。


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