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日本国憲法誕生の国民が知らない経緯 [日本憲法]

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現在の憲法は、「占領軍GHQに押しつけられた憲法であるため、これを改正する必要がある」
とマスコミなどで洗脳されて、その歪みを伴いながら、国内の憲法論議が維持派と改憲派に
2分されている懸念があります。

そこで国民は先ずは、現憲法がどの様な観点で論議されたのか、その正しい経緯を理解し、
現憲法の偏見を捨てて自分の智慧で自問自答し、その解釈を信念とすることが重要と思います。

日本国憲法の「政府草案」は国会の審議のため1946年6月26日提出されて、衆議院は8月
24日まで討議を続け、421対8で採択されました。
反対票8のうち6票は共産党で、同党は皇室廃止と日本の自衛権の承認を要求しています。

その後、この憲法草案は貴族院の審議となり、1946年9月と10月をかけ、その最後の仕事と
して審議し採択されました。
その直後に貴族院は廃止されて参議院の誕生となります。

憲法草案の審議に際して、天皇陛下とマッカーサー指令が付属した次の文章があります。

[天皇の御言葉] (従来の勅語より徹底して政治色を排したもの)
「朕曩ニ......日本国政治ノ最終ノ形態ハ日本国民ノ自由ニ表明シタル意思ニ依り決定セラル
ベキモノナルニ顧ミ日本国民ガ正義ノ自覚ニ依リテ平和ノ生活ヲ享有シ文化ノ向上ヲ希求シ
進ンデ戦争ヲ抛棄シテ誼ヲ万邦ニ修ムルノ決意ナルヲ念ヒ乃チ国民ノ総意ヲ基調トシ人格ノ
基本的権利ヲ尊重スルノ主義ニ則リ憲法ニ根本的ノ改正ヲ加ヘ以テ国家再建ノ礎ヲ定メムコト
ヲ庶幾フ......」

[マッカーサー声明]
「私は、天皇ならびに日本政府によって作られた新しい憲法が、私の全面的承認を得て、
日本国民に提示されたことに深い満足をもつ」

以上が憲法草案に付属された文面で、日本とGHQの両主が共に日本国と国民に託した
新憲法創設の骨子となった意志であり、その意味を正確に理解した上で、日本国民の誇りの
もとに、自主的な憲法論議を進める事を期待するものです。


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