SSブログ

「チョコレート歯科医院」歯科予防医療の新たな挑戦(1) [健康長寿]

スポンサーリンク




最近「歯」の管理が、疾病との関係でその存在感が話題となって高まってきましたが、
未だに他の疾病と比較して、その重要性の認識が低いのではないではないでしょうか。

本来医者の役割は、人の健康を守ることにありますが、病が出てから医者に診てもらう
と言う慣習があります。

歯科医師の仕事の本来も同様で、歯を失わないための医療であり、食事をする歯を健康に
守ることにあります。

近年、栃木県鹿沼市に「チョコレート歯科医院」と一見風変わりな医院を開業している院長、
加藤大明(ひろあき)先生のお話です。

先生は、日本は諸外国と比較して入れ歯大国と言われますので、この世直しにと、日本人
の間違えた歯に対する知識と、予防の養生を広めるために、この奇抜な医院の名を付け
たのです。
何故ならば、チョコレートは甘い物を代表する菓子で、甘いものは虫歯を作ると言う、間違った
考えが一般的であるからです。

更に先生は、外国人が気にするものに、日本人の「口臭」があると言います。
確かに、チュ―インガムを口にしているのは、戦後の日本の若者に外国のまねで広まった
もので、この慣習が異なることが分かります。

欧米では、歯の矯正、歯の漂泊は、美容としてお金を掛ける生活価値の文化がありますが、
これは同時に、口腔内を清潔にしてバイ菌を減少させますので、歯の予防には非常に大き
な役割となっているのです。

即ち、日頃日本人は「口腔ケア」の価値感が低いためで、歯が抜ければ入れ歯にすれば
よいとの考えからか、老人となると殆んどが入れ歯が常識となっています。

厚労省が2011年8020運動の、80歳で自前の歯を20本残す運動ですが、この時の調査で
諸外国との比較では、スェーデンが22本、米国が16本、日本は12本となっています。

歯の無くなる現因は大きく2種あり、虫歯が55%、歯周病(炎)が38%、の2つで90%以上で
あり、その他は事故などによるものです。

そして、この2種の「虫歯と歯周病」の疾病は、完全に予防ができるものです。
最近の研究で明らかになってきた、歯と他の疾病の関係は、誤嚥性肺炎、心疾患、認知症、
糖尿病、早産、などとが証明されています。


スポンサーリンク





nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました