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日本遺産「捕鯨文化」が消えるか [日本文化]

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和歌山県申請の「捕鯨」が、「日本遺産」に登録されました。

「捕鯨」は、原始時代より日本の貴重な蛋白食料として、また、その加工品は日常用品として、
愛用されてきた、日本の食文化です。

西洋での獣肉と東洋での魚肉は、夫々の食文化として培われたものですが、さて国際問題と
なった「鯨」に関しての経緯は、ヨーロッパの大西洋海域で鯨を取りつくし、太平洋にその漁場
を移しましたが、日本の捕鯨技術の優秀さの脅威から、西洋で捕鯨保護を掲げた国際捕鯨
委員会が、当時連合軍の占領国日本の統治権者GHQに、捕鯨保護の名のもとに制限の圧力
をかけ、日本は同委員会に1951年加入させられ、その後は日本をターゲットにした捕鯨制限
を強いられています。

更に、米国ドキュメンタリー映画の「the cove」で、日本のイルカ(小型鯨)漁をテーマに、その
捕獲で海が血に染まるシーンや、その追い込み漁法が残酷であること、その肉に水銀が含ま
れているなどを取り開けるなどがもとで、世界からバッシングを受けたものですが、この撮影も
地元大地町の漁業関係者によりますと、その目的は、「美しい日本の港と海を紹介する」とし
たのということであり、撮影内容では、日本の鯨とイルカに対する「反捕鯨」を訴えたものでし
たが、その中には、事実に反する意図的と思える、日本政府や漁師などを裏切る嘘の撮影
場面を含み上映されたもので、その後大きな問題や論争となりました。

これに関し、その後2015年に、八木景子日本監督の「ビハインド・ザ・コ―ヴ」がこれらの事実
を修正するドキュメンタリーが作成され、新宿と苫小牧市で上映の運びとなりましたが、映画と
映画館のホームページが、その上映の前日から、何者かのサイバー妨害を受け閲覧できない
事件が生じています。

日本捕鯨に対する妨害行為は、グリーンピースとシーシェパードが知られています。

なお「the cove」は、2009年のサンダンス映画祭で観客賞、2009年度第82回アカデミー賞
長編ドキュメンタリー映画賞など数々の賞を受けています。

日本の主要な蛋白源食であった鯨は、調査捕鯨の形で細々とその文化的漁法を継承してい
ますが、本来は、日本の食資源であり、他の漁業と同様に、堂々と商業捕鯨としての活動を
すべきなのです。



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