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コーヒー好きはがんを嫌う [コーヒーダイエット]

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国立がん研究センターは、平成2年から12年までの10年間、東北から沖縄までの9県で9保健所のデータで取り組んできました追跡調査で、がんとコーヒーとの関係で、一般的なコーヒーは体に悪いと言う常識に反して、コーヒーががんの抑制につながると言う研究成果論文が、国際対がん連合(UICC)が発行するがん専門誌「インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサー」(電子版)に掲載で発表されました。

この調査の40~69歳の男女、約9万人に肝がんについての調査で、コーヒーを飲む頻度など習慣を聞き、その後約10年にわたり経過をみたところ、334名(男性250名、女性84名)が肝がんを発症しています。

なお、肝がん発症最大の危険要因は肝炎ウイルスで、その80%はC型肝炎ウイルス、10%はB型肝炎ウイルスが原因で発症します。

さてこの調査の分析は、開始時からのコーヒー摂取の頻度別に6つのグループに分けて、その後の肝がんの発生率を比較したものです。

この分析では、コーヒーをよく飲む人では喫煙者が多く、野菜やお茶の摂取が少ないこと、男性では飲酒量が少なく、女性では飲酒量が多いなどの傾向がみられ、これらの肝がん要因との発生率も考慮して分析した結果となっています。

さて、その結果は、コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人では肝がんの発生率が約半分に減少し、1日の摂取量が増えるほど発生率が低下し、男女に関係なく、1日5杯以上飲む人では、肝がんの発生率は4分の1にまで低下しています。

更に、国立がん研究センターの研究チームでまとめた、別の脳腫瘍(しゅよう)の調査結果では、1日3杯以上のコーヒーを飲む人は、脳腫瘍(しゅよう)を発症するリスクが低いという研究成果からも、コーヒーの成分の一部が発がん抑制に関係している可能性があると見ています。

研究チームのこの調査では、コーヒーを1日3杯以上、1~2杯、1杯未満と飲む頻度で3グループに分けて、年齢や喫煙歴などの影響を取り除き、脳腫瘍のリスクを調べた結果は、1日3杯以上飲む人は、1杯未満の人に比べて、脳腫瘍の発症リスクが53%低くなっています。

このがんリスク抑制の成分分析については、コーヒーに含まれるクロロゲン酸やトリゴネリンという成分には抗酸化作用などの働きがあり、がんの発症を抑えた可能性がありますが、緑茶についても同様の調査では、その関連が見られませんし、海外の調査では、1日7杯以上と過剰に飲むと逆にリスクが高まるとの報告もありますので、研究チームは、予防効果が出やすい適量があるとのではと見ています。

同センターの澤田典絵室長はこれらから、「コーヒーのがん抑制が、科学的根拠として確立するには、更なる研究成果の蓄積が必要」と話しています。



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