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暴風下の日本経済で小室直樹氏法学博士(1932/9/9)の資本主義論 [経済]

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現在日本の景気や国民の気概の低下が危機的状況にありますが、これを20年前に
資本主義原論【世界一成功した社会主義国・日本は旧ソ連のように衰退している】
の著書や講演で警告したのが、小室直樹氏法学博士です。

その講演内容で、日本国の対外純資産は124兆円、内米国国債の70%を所有する。
国民の金融資産は1200兆円超、この資産が動けば、不景気は一気に解消に向かう
のですが、何故、日本は不景気のままなのか・・・。

博士は、当時の不況を、国民が持つ日本の将来への不安によると結論付けています。

なお、社会主義と資本主義の特徴の違いは、社会主義は自由競争がないこと、
資本主義の原則は、自由競争であることであり、技術が進歩し資本が蓄積されれば
発展する。理論が、経済学者一般の考えでしたが、

一九九八年にシェイバーは、資本主義の発展は、規範、道徳の高い倫理的精神が
なければ発展しない。の論文が発表され、それはの概要は、

労働は宗教意識である精神を必要とし、資本家と労働者は高い倫理を有すること。と、
目的合理的な精神の、目的を合理的に達成することで、資本家は利益、消費者は効用を
最大化することを要す。とする論文です。

次に、アメリカのクルーマンの説では、利子率が下がると人々が消費をしない。
との研究発表が行われました。

小室博士は、これらの発表前に、日本の経済回復策は、利子率を上げる、日銀は国債を
買い上げ銀行の資金を増やすと景気は上がる。

そして、金融業の非競合世界と製造業の熾烈な競合世界が、日本社会主義の欠点となった。
と述べています。

日本社会主義の表現は、資本主義国と比較した日本は、貧富の格差が当時まだ少なかった
事によるものです。

尚博士は、社会主義と資本主義の経済破産についての研究は、成されていないとも指摘して
います。

さて、20年を経過した現在、当時の指摘は正しかったことが証明されいる中で、更に、
日銀の金融緩和やマイナス利息などの間違いの財政方策をとり、克、偽りの財政危機を
煽り、消費税を導入するという、真逆の政策で致命的経済危機を促進していることは、
人的災害であり、何とも腹立たしく、許しがたいことです。


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